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書斎の住人

  • ヴァルキリー
    うちの部屋に棲息するフィギュアたち
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低空飛行な日々(Feb, 2020)

 日々、色々なことが起こっていて、めんどくさかったり、嫉妬したり、疲れたり、喜んだりしているのだけれど、かろうじてプラス感情が上回っているから、何とかもっている。

 その時、その時の心の動きや感じたことを後から振り返ってみても、すぐに霧の彼方。

 今月は個人的なイベントがあって、喋りの内容自体はそこそこかなと肯定的な気分になったものの、ハード的な部分とこちらの気配りが欠けていたことでプレゼン資料の仕上がりが今三くらい。なかなか厳しいご指摘もあったなぁ。
 ただ、この日は私にとっては癒し系の店主さんから励ましのメッセージをいただいたり、厳しい批評家さんからもお褒めいただいたり、へこむばかりでもなかった。
 しかし、中虎からは「しゃべりがうまくなった」、「場慣れしてきた」とか上から目線のあまり褒め言葉になっていない評価もいただいた(こんなこと言われるのは2回目、笑)

 季節のイベントではいつもの方々にご厚意をいただき、恐縮。今年は早めにお返しを考えよう。

 後半は久しぶりの現場生活。二十数年前に担当した現場の続きをこの年になって掘るとは。天候が安定しない日もあって、雹に打たれつつ現場に立つ。とっくに若くないことを毎日のように実感する。

 そんな中で、童心社からかみしばい『えのぐちゃん』が刊行された江波ノッコさんのイベント(@おひさまゆうびん舎さん)に参加。応募段階の作品と刊行された作品を作者が演じ、刊行に至るまでの裏話を聞けるという贅沢なものだった。

聞いた音源
 世田谷ピンポンズ「喫茶品品」(2018)
 世田谷ピンポンズ「ときめき坂」(2019)
 世田谷ピンポンズ「ラヴ」(2019)
 KING GNU「Tokyo Rendez-Vous」(2017)
 KING GNU「Sympa」(2019)
 KING GNU「Ceremony」(2020)
 キノコホテル『マリアンヌの恍惚』(2011)
 キノコホテル『マリアンヌの呪縛』(2014)
 キノコホテル『マリアンヌの革命』(2017)

 

20200210

今月の本・雑誌(2020年2月)

 かなり久しぶりに、移動販売車で本を買った。まあ、懐が寂しいので、意識して近寄らないようにしてたからね。
 相変わらず、おひさまゆうびん舎さん通いは続いていて、金額的には少しだけだけれど、本を買ったりしている。

図録
 『ヤマトの戦士』(奈良県立橿原考古学研究所附属博物館)
 『神農巌展-堆磁』(兵庫陶芸美術館)

単行書・ブックレット・他
 第20回播磨考古学研究集会実行委員会『土器から見た3世紀の播磨 記録集』
 第21回播磨考古学研究集会実行委員会『製塩土器から見た播磨 資料集』
 古代武器研究会『第16回古代武器研究会発表資料集』

小説・コミックス・他
 梨木香歩『沼地のある森を抜けて』
 堀江敏幸『本の音』
 堀江敏幸『熊の敷石』
 堀江敏幸;編『記憶に残っていること』
 坪内祐三『ストリートワイズ』
 澁澤龍彦『少女コレクション序説』
 西岡兄妹『人殺しの女の子の話』
 くろやなぎつねお:訳・アリー・サーデギー:絵『勇者プーリア』
 長田弘:文・荒井良二:絵『水の絵本』

今月の本・雑誌(2020年1月)

 年明け早々から、佐川美術館まで遠征して、いつもの古本屋さんにも初詣。県内のミュージアムもいくつか廻った。こうしてリスト化すると散財ぶりを否応なく認識することになる。

図録 

 『俳人永田耕衣展』(姫路文学館)

 『建築と社会の年代記』(神戸市立博物館)

 『大工さん展』(竹中大工道具館)

 『ストラスブール美術館展』(姫路市立美術館)

 

単行書・ブックレット・他 

 NHK「デザインあ」製作チーム『デザインあ みるほん』 

 岡崎智弘『デザインあ 解散!の散』

 松村圭一郎『うしろめたさの人類学』 

 

小説・コミックス・他 

 高畠那生『だるまだ!』

 高畠那生『まねきねこだ!』 

 森見登美彦『有頂天家族』 

 大庭みな子『錆びた言葉』 

 山尾悠子『ラピスラズリ』

 チャールズ・ブコウスキー『パルプ』

 庄野ナホコ『北極サーカス』

 永田耕衣の会『永田耕衣五百句』 

 柴田元幸『生半可版英米小説演習』

 三雲岳斗『ストライク・ザ・ブラッド 21』

 

借りた本

 坪内祐三『古本的』

 坪内祐三『後ろ向きで前へ進む』

 

低空飛行な日々(Jan, 2020)

 休日出勤(代休取得)したり、出張が多かったり、仕事の上ではバタバタな日々。2月中旬に担当しているイベントの準備もはかどらない。自分のダメさ加減を陳謝。

 自分でもまずかったかなぁと思っていた案件、やっぱりやらかしていたことが判明。ただ、たまたまその相手と直接お話する機会ができて、仲直り。ご海容に感謝。

 いろんなことのデトックス役を担っていただいている方に話を聞いて貰って、精神的には少し回復。友情に感謝。

 今月も絵本を持ち寄る会に参加。『はらのなかのはらっぱで』(アーサー・ビナード:文、フレーベル館)を読む。この会は3月で発展的解消を迎える。2月の会は参加できないので、最後となる3月の会は万難を排して参加したいもの。一応、読む絵本も決めていることだし。

最近聞いた音源
 世田谷ピンポンズ「ラヴ」(2019)
 KING GNU「Tokyo Rendez-Vous」(2017)
 BABYMETAL「Metal Galaxy」(2019)
 カルメン・マキ&OZ「私は風」(1978)

「苦しいことも絶え間ない 悲しいことも絶え間ない むしろそんなことばかり
 些細なこと傷ついて 小さなこと躓いて 簡単に後ろ振り向いても
 でも誰かと比べなくてもいいよね 誰かに遠慮しなくてもいいよね
 今日は 今日からは」(世田谷ピンポンズ「LOVE LOVE 愛してる」
 
「あなたが蜃気楼に見えたの
  あなたは蜃気楼 無邪気に笑ってみせて
  あなたは蜃気楼 僕を振り回して」(King Gnu「あなたは蜃気楼」)

 

世田谷ピンポンズ「ミス・ファニープライス」@神戸チキンジョージ

謹賀新年

20200101

 復活したのか、それとも再び沈黙するのか、自分でも良く判らないが、このブログを気に留めていただく方々にとって、良い年でありますように。
 自分にとっては、「喜怒哀楽」のうち、「」の割合が減れば嬉しい。

 酔っぱらって三賀日を過ごすつもりでいた。しかし、諸般の事情で洗い物当番とか、休み明けのゴミの日に向けて、自分が困らないようにゴミをまとめていたりすると、それなりにアルコールを摂取しているはずなのに、酔っぱらえない。まあ、独酌状態が悪いのかもしれないけど。それはそれとして、「れんと」は空になったし、プレモル黒もあと3缶。メーカーズマークも封は切ったので、呑んでいないとは言えない。

 まあ、初日の出はちゃんと見ることができたし、おせちも少しは食べたし、ようやく萩原恭二郎『死刑宣告』をちゃんと読み始めた。
 当たり前のことだが、私の手元にあるのは日本近代文学館による復刻版(S52)。原著については良く判らないけれど、半分くらい袋とじ製本なので、その袋とじを開封していくのが、古書初心者としては面倒だし、何となく心理的抵抗があって、これまで読んでなかったのだ。
 ともあれ、「野獣性なる人間的なる愛の詩集」を少しずつ紐解いていこう(この本には開封の方がふさわしいか)。今、前橋文学館で、萩原恭二郎生誕120年記念展もやっているし、複数のアーティストが萩原恭二郎の詩に曲をつけて歌うイベントも今週末にあるのだが、ちょっと遠いな。

「うなされる睡眠は恐怖の青い液汁を吐く
  キュービストの港の絵のように
   疲れた倦怠 肉体はしびれている(後略:原文は旧字・旧仮名遣い)」

年末年始に聞いた音源
 LENNY KRAVITZ「Deuce(KISS cover)」
 MEGADETH「Paranoid(BLACK SABBATH cover)」
 THE YELLOW MONKEY「Shout It Out Loud(KISS cover)」
 野村真貴 with Dimitri from Paris「I Was Made For Lovin' You(KISS cover)」
 SCUDELIA ELECTRO「Beth(KISS cover)」
 PUDGS「Detroit Rock City(KISS cover)」
 KING CRIMSON「Starless」
 DEAD END「Serafine」
 UNLUCKY MORPHEUS「Black Pentagram」

今月の本・雑誌(2019年12月)

 一見、ここ数カ月に比べ、本の購買量は減っている。でも、おひさまゆうびん舎さんには相変わらず通っていて、世田谷ピンポンズさんのCDやいぬんこさんの雑貨、こみきさんのガラス製品をお持ち帰り。

雑誌類
 『MOE』2月号
 『ユリイカ』1月号

図録
単行書・ブックレット・他
 島田潤一郎『ふるくてあたらしい仕事』
 四谷シモン『人形作家』

小説・コミックス・他
 スティーヴン・ミルハウザー『木に登る王』
 デイヴィス・グラップ『狩人の夜』
 石津ちひろ・いぬんこ『ぺんぺんいちざ』

201912

地を這う日々(201910~201912)

 ブログというもの、一度更新が止まってしまうと、なかなか再開できないもの。ご多聞に漏れず拙ブログも同様に。

 とりあえず、記録的な意味のある月ごとの購入書籍とそれに関するメモ、大体書き終わっていた9月の出来事を修正してアップロード。

 次に年の瀬に当たって、ここ3カ月の事を少し振り返ってみよう。

 今年後半に起こったこと、あるいは感じた事の多くはおひさまゆうびん舎さんという古本屋さんが一つの中心であったことは間違いない。

 ここで出会った夏葉社という出版社の存在から、一人出版社という概念を初めて知ることになったし(同人誌的なものはこれまでも身の回りにあったのだけど)、古本屋やブックカフェが様変わりしていることについても、認識を新たにした(大袈裟だけど)。

 まあ、その縁もあって、十輪寺で行われた「ほんのわいち」という一箱古本市中心のイベントを覗いてみた。このイベントに行ったことで、この後に繋がる「御縁」が生まれる。この前後からおひさま人脈の方々とSNS上でつながり始めていたのだが、リアルでもお目にかかることになったから。あと、この日にはもう一つ、ちょっと良いことがあったのだが、それは自分の胸にしまっておこう。

 今の配属先は、基本的にあまり好きではない(自己評価ではまったく向いてない)。周りからは少しばかり評価されているみたいだけれど、それがモチベーションに繋がっていないことがそもそも不幸なのかも。仕事自体は同じ部署の人たちが支えてくれているので何とか廻っているけれど、このまま続けていけるのか。

 しかし、どうしても零れ落ちていく気持ちの問題とか、すり減っていく精神的な部分については、陰からフォローしてくださる方や気分転換の相手をしていただいている方の励ましで、低空飛行ながら、出社拒否には至らずにいる(休み明けはちょっと危ないけど)。

 ただ、最近、好きなことに一生懸命なあの人の姿を見ていると、今の配属先にしても好きで選んだ道の一部でもあるので、投げ出さずに行きたいとは思う(頑張らないけどね)。

 で、今月はいろいろ楽しいこともあった。一つは仔龍が高校の時のPTAの仲間と御縁が続いていること。半年に一回の集まりが恒例化しつつある。次回の幹事も決まった。それとおひさまゆうびん舎さんの忘年会?に混ぜてもらったこと。仕事でも、学校でも、地縁でもない、私にとっては不思議で暖かな集まり。本当に楽しかったなぁ。ということで、おひさまゆうびん舎さんに行った時の写真を載せてしまおう。

Ohisamayuhbinsha

今日聞いた音源
 Gary Moore feat. Phil Lynott「Out In The Fields」
 Scorpions「Blackout」
 Deep Purple「Burn」
 Uriah Heep「Look At Yourself」
 Black Sabbath「Black Sabbath」・「N.I.B.」
 アンセム「ワイルド・アンセム」
 カルメン・マキ&オズ「私は風」・「閉ざされた町」
 SHOW-YA「私は嵐」
 世田谷ピンポンズ「アンジェラス」・「WORLD WIDE LOVE」
 井上陽水「傘がない」・「氷の世界」
 谷山浩子「あやつり人形」・「人形の家」
 りりぃ「私は泣いています」・「家へおいでよ」
 Yellow Magic Orchestra「Rydeen」

今月の本・雑誌(2019年11月)

 『MOE』12月号買いそびれた。それはともかく、振り返ってみるとおひさまゆうびん舎さんに通っているのが良く判る内容(笑)。

図録
 『発掘調査からみるむかしの福崎』(神崎郡歴史民俗資料館)
 『ラファエル前派の軌跡』(あべのハルカス美術館)
 『開かれた棺』(紀伊風土記の丘資料館)

単行書・ブックレット・他
 本間順治『日本刀』
 沖田瑞穂『世界の神話』
 本のヌード展編『本のヌード』
 杉浦さやか『おたのしみ歳時記』

小説・コミックス・他
 スティーヴン・ミルハウザー『イン・ザ・ペニー・アーケード』
 冨原眞弓『ムーミン二つの顔』
 倉本美津留・いぬんこ『ねこのたまたま』
 いぬんこ『おちゃわんかぞく』
 いぬんこ『おかめ列車』
 いぬんこ『おかめ列車嫁にいく』
 高橋和枝『トコトコバス』
 高橋和枝『くまのとしこし』
 石津ちひろ・飯野和好『ことばそびえほん』

今月の本・雑誌(2019年10月)

 一箱古本市というものを初めて体験した。なかなか面白いイベントだったなぁ。

雑誌類
 『MOE』11月号

図録
 『発掘調査展2019』(姫路市埋蔵文化財センター)
 『お城ができる前の姫路』(兵庫県立歴史博物館)
 『ミュシャと日本 日本とオルリク』(若山市立美術館ほか)
 『神業ニッポン』(兵庫陶芸美術館)

単行書・ブックレット・他
 永井宏『カフェ・ジェネレーションTOKYO』

小説・コミックス・他
 藤岡拓太郎『たぷの里』
 谷川俊太郎『バウムクーヘン』
 澁澤龍彦『城』
 梨木香歩『からくりからくさ』
 小沼丹『埴輪の馬』
 堀江敏幸・MARUU『象の草子』

図書館で借りた本
 永井宏『プックリ・チッカリ・ピッポドゥ』
 永井宏『マーキュリー・シティ』
 丸山くがね『オーバーロード13』
 澤村伊智『ぼぎわんが来る』

今月の本・雑誌(2019年9月)

 なんやかんやで、この夏は展覧会に行き、いつもの古書店で買い物をし、散財気味の日々。税金も上がることだし、少しは締めていかないと。

図録
 『ルート・ブリュック』(伊丹市立美術館)
 『ギュスターヴ・モロー-サロメと宿命の女たち-』(あべのハルカス美術館)
 『但馬のいきものと神様たち』(古代あさご館)
 『神戸はかつて焼き物の里だった』(神戸市埋蔵文化財センター)
 『木を視て森を観る』(神戸市埋蔵文化財センター)

小説・コミックス・他
 V.A.『冬の本』
 ヘンリー・スコット・ホランド/高橋和枝『さよならのあとで』
 長崎訓子『CAT NAPPERS』
 エドワード・ゴーリー『ギャシュリークラムのちびっ子たち』
 トマス・ブルフィンチ『シャルルマーニュ伝説』
 永井宏『サンライト』


図書館で借りた本
 篠田真由美『黎明の書』「巻之陸 翼あるもの」

地を這う日々(201909)

 一か月間の出来事をせめて2回くらいに分けてメモしておきたいと思ったけれど、どうもうまくはいかない。
 途中気が付いたら、9月も後半を過ぎていて、前半に何があったか忘れている。
 スケジュール帳には仕事のことは書いてあるが、ちょっと遊びに行ったことや、感情の起伏などは書いていない。プライベートなメールや、ツイートなどを振り返れば、それなりの流れは復元できるが、ある意味生々しすぎて、こんな場に曝すわけにもいかない。
 ということで、事項の羅列だけをすることになる。

 久しぶりに県境を越えて、倉敷市南山城跡の現地説明会まで遠征。治水対策関連とはいえ、残りの良い山城が一つ、消えてしまうわけだ。コンパクトな割に土木作業量の多いお城だった。古い知り合いと後輩が担当者に加わっているので、久しぶりに会えてよかった(まあ、後輩の方は先月も会っているのだが・・)。

 ついでに造山古墳、作山古墳、こうもり塚古墳など吉備の首長墳を久しぶりにめぐってみる。学生時代か就職した頃に訪れて以来の見学である。でかい前方後円墳に登れるというのは、なかなかいいものではある(このクラス、畿内では当然のごとく立ち入り禁止)。

 伊丹市立美術館に「ルート・ブリュック」展を見に行く。東洋陶磁美術館でフィンランド陶芸展を見た後だったので、さらに興味深い。展示のほぼ中間点に飾られていたインスタレーションが、展示をすべて見終わった後で振り返るとなかなか意味深。
 伊丹市立美術館を見た後、兵庫県立美術館の山村コレクションを再度見に行く。先月観た時と印象が変わる作品がいくつもあった。たぶん、ルート・ブリュックの後期作品群を見た後だったので、その余波で印象が変わったのかもしれない。

Bryk201909

地を這う日々(201908後半)

  久しぶりにブルーベリーマフィンを焼く。最近、マフィンを焼くと膨らみ過ぎる傾向があり、ベイキングパウダーの量を減らすことにした。何とか、きれいに焼けたので、いくつかをおすそ分け。

 別の課で試作されたクッキーが回ってきた。オプションで私の分も焼いてくれたとのこと。嬉しい反面、その時間を作るために睡眠を削っているみたいなので、心配。まあ、試作させた人はそこまで考えてないだろうけど。

 職場を逃げ出して、兵庫県立美術館「山村コレクション展」、兵庫県立横尾忠則現代美術館「人食いザメと金髪美女ー笑う横尾忠則展」を見に行く。

 久しぶりに生のパイプオルガンを聞きに行く。パルナソスホールでのレクチャー&コンサート。実は、行く直前までお子様向けイベントだとは気づいていなくて、ちょっとがっくり来たのも事実。でも、広報でもふれられていたジョンゲンのトッカータが聞けたのは良かった。

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 夏の終わり、馬齢を重ねる中で、いくつかお祝いをいただく。もらえると思っていなかった方からも過分なプレゼントをいただいて、恐縮。

 八月の最後は、神戸ゆかりの美術館での「ヒグチユウコCIRCUS展」。ギュスターヴくんが可愛い。

最近聞いた音源
 ARCTURUS『Aspera Hiems Symfonia / Constellation / My Angel』(2002)
 John Scott Whiteley『The Complete Organ Works of Jesep Jongen』(2003)
 長田真実『Christoph-Treutmann-Orgel Stiftskirche St.Georg zu Grauhaf』(2018)
 大平健介『Ishii, Bach, Muthel: 1st Prize ION Organ Competition 2016』(2018)

今月の本・雑誌(2019年8月)

 マイブームの日向理恵子。秋には近くで講演会がある。どうしたものかと検討中。それと相変わらず、おひさまゆうびん舎に通っている?、というかおしゃべりに付き合ってもらっている(笑)。で、その結果として本も増える。

雑誌類
 『月刊たくさんのふしぎ』(第411号)「珪藻美術館」
 『文芸別冊』「総特集ヒグチユウコ」

図録
 『エルンスト・クライドルフ』(伊丹市立美術館)
 『フィンランド陶芸』(大阪市立東洋陶磁美術館)

単行書・ブックレット・他
 小野明:編『絵本の冒険』

小説・コミックス・他
 三島由紀夫『肉体の学校』
 シゲタサヤカ 『たべものやさんしりとりたいかいかいさいします』
 シャルル・ペロー:作・エドマンド・デュラック:絵『眠れる森の美女』
 シャミッソー『影をなくした男』
 寺地はるな『ビオレタ』
 萩原恭二郎『死刑宣告』
 島田潤一郎『90年代の若者たち』
 山本善行×清水裕也『漱石全集を買った日』
 尾形亀之助『美しい街』
 ヒグチユウコ『CIRCUS(exhibition editon)』

地を這う日々(201908前半)

 暑い日が続いていた。基本的に会議の資料を作ったり、協議をしたりの日々。もう半年が過ぎようとしているのに慣れない(慣れたくないのかも)。

 姫路市立美術館で「奇蹟の芸術都市バルセロナ」展を見たり、姫路市立動物園のナイトズーに久しぶりに参加したりした。ちょっと入園のタイミングが悪かったのだが、キリンとカバは見ることができた。写真はカバの希望子。
http://mournblade.tea-nifty.com/photos/uncategorized/kiboko02-thumb.jpg?1566724233732

Kiboko01

http://mournblade.tea-nifty.com/photos/uncategorized/kiboko01-thumb.jpg?1566724233733
Kiboko02

 美術館や動物園に行くとなると、経路上にあるおひさまゆうびん舎にも自然と足が向く。
 このお店には、初めて訪れた時から新書館から刊行されたデュラックがイラストを描いている『眠れる森の美女』があった。
 既に持っていると思っていたが、改めて、細やかな蔵書をチェックした結果、持っていないことが判明。新書館でデュラックとなれば、個人的には即買いである。いい買い物。でも、おしゃべりが過ぎて、気が付いたら…、申し訳ない。

 思い立って、岡山方面へ。吉備路文学館で「ことばの力 生誕90年時実新子展」を見て、岡山県古代吉備文化財センターにも寄ってみる。神明銅鐸を久しぶりに見て、後輩を呼び出す。スタバでおしゃべりをした後、赤穂市立有年考古館で「墓と古墳展」を見学。なかなか面白い展示だった。

 弟が墓参りのため帰省。父と三人で墓参し、昼食を一緒に食べる。実家の屋根に問題が生じていることがあらわになったのだが、すぐには対応できそうにない。

 父を連れて、兵庫陶芸美術館「恋する古伊万里」展を見に行く。その帰りに、人と自然の博物館にも寄って、ミュージアムスタンプラリーの欄を埋める。

最近聞いた音源
 キノコホテル『マリアンヌの憂鬱』
 キノコホテル『マリアンヌの恍惚』
 キノコホテル『マリアンヌの逆襲』
 キノコホテル『マリアンヌの呪縛』

地を這う日々(201907)

 出先とはいえ、「長」なるものが肩書につくと、なにかと今までやったことがない仕事が増える。今月は採用試験に関する仕事をいくつかすることになった。でも、自分の時と比べ、採用試験も随分と様変わりしたものだ。

 それと受けることが義務付けられているストレスチェック、昨年度に引き続き「ストレスが高い状態にあります」との託宣が・・。
 まあ、原因が今担当している仕事と肉親の問題であることははっきりと自覚しているが、前者を取り除くとおまんまの食い上げになってしまうし、後者についてはスッキリ切り離すことも解決することも難しい。だから何とか折り合いをつけていくしかない。七夕の短冊に「Open the gate, set me FREE!」と書いてはみても、状況が変わるわけではなく、ごくたまに感情の防波堤が決壊しそうになる。

 相変わらず不自由なことは多いのだけれど、地元ミュージアム(姫路文学館)で結構面白い企画展示を見た。展示を見るだけではなく、併設されているカフェ(水屋珈琲!)に行ってみたり、その感想をSNSや現実でおしゃべりをすることで結構救われている気がする。それとデジタルでの個人的なやり取りが途絶えていた方と少しだけ連絡が復活。励ましたつもりが、励まされて、こちらにも精神的に助けられている。

 仔虎は猛暑の中、頑張っている。自分でも屋外作業の経験があるだけに心配ではある。自前で「風神服」を購入していた。仔龍は夏休み。アルバイトもしているが、基本は引き籠り傾向であることは変化がない(ソファ防衛隊)。でも、このままいったら、8月後半に提出物地獄が来るのではないかと老婆心ながら心配している。中虎はマイペースでお過ごし。吹奏楽を中心のスケジューリングを自分でしておきながら、人の行動を羨ましがったり、規制するのは止めてほしいのだが、指摘すると面倒なので、放置。

 母校で開催されたシンポジウムを聴講するため、本当に久しぶりに千里山の大学へ行く。学舎は増改築を経て、かなり変わっているのだけれど、会場で懐かしい方々にお目にかかり、一気に気分はタイムスリップ。帰りは電車の中で先輩とおしゃべりしたり、そのまま一緒に梅田阪急のデパ地下に行ったりと純粋に楽しい時間だった。HIBIKAで少しだけどお菓子も買ったしね。

最近聞いている音源
 世田谷ピンポンズ『机の傷を髪の毛と間違えて』
 世田谷ピンポンズ『紅い花』
 世田谷ピンポンズ『喫茶品品』
 Aimer『Penny Rain』※「I beg you」・「花の唄」
 King Crimson『Earthbound』
 King Crimson『Red』
 Black Sabbath『Black Sabbath』

今月の本・雑誌(2019年7月)

 今月も通ってしまった。まあ、いいか。気分転換になっているのは確かなのだから。でも、本質的に、本を読むのも集めるのも好きなので、どこで踏みとどまるかというのは問題である。
 
雑誌類
 『猫にメロメロ<関西版>』
 『美術手帖』(2012.11)
 『美術手帖』(2014.03増刊)

 

図録
 『時実新子展』(姫路文学館)
 『茶席を彩る中国のやきもの』(中之島香雪美術館)
 『百舌鳥古墳群』(堺市博物館)
 『フンデルトヴァッサー』(京都国立近代美術館)

 

小説・コミックス・他
 夏目漱石『文鳥・夢十夜』
 エロール・ル・カイン『おどる12人のおひめさま』
 シギズムント・クルジジャノフスキィ『神童のための童話集』
 時実新子『愛は愛は愛は』
 紀田順一郎『図書館が面白い』
 メーテリンク『青い鳥』

 

図書館で借りた本
 稲賀繁美『絵画の臨界-近代東アジア美術史の桎梏と命運』
 日向理恵子『旧校舎の黄金書』
 日向理恵子『百獣の行進』
 安藤礼二『場所と産霊-近代日本思想史』

今月の本・雑誌(2019年6月)

 おひさまゆうびん舎で日向理恵子というstory tellerを知った月。久しぶりにというか、今でも唯一自腹で買っているラノベシリーズが出た月。

図録
 『子どもの本・翻訳の歩み展』(国際子ども図書館)
 『鈴木其一』(姫路市立美術館)

小説・コミックス・他
 日向理恵子(絵:吉田尚令)『雨ふる本屋』
 日向理恵子(絵:吉田尚令)『雨ふる本屋の雨ふらし』
 日向理恵子(絵:吉田尚令)『雨ふる本屋とうずまき天気』
 日向理恵子(絵:吉田尚令)『雨ふる本屋と雨もりの森』
 梨木香歩『f植物園の巣穴』
 三雲岳斗『ストライク・ザ・ブラッド19 終わらない夜の宴』
 三雲岳斗『ストライク・ザ・ブラッド20 再会の吸血姫』

今月の本・雑誌(2019年4・5月)

 とりあえず、今年度に入ってから入手したものについて、メモ代わりに残しておこう。久しぶりの古書店通い。
図録
 『古墳文化の珠玉』(島根県立古代出雲歴史博物館)
 『河鍋暁斎』(兵庫県立美術館)
 『明恵の夢と高山寺』(中之島香雪美術館)
 『五大浮世絵師展』(兵庫県立歴史博物館)
 『見野古墳群』(姫路市埋蔵文化財センター)
 『出雲弥生の森博物館展示ガイド』(出雲弥生の森博物館)
 『出雲王登場』(出雲弥生の森博物館)

単行書・ブックレット・他
 ソフィア・モリスン『マン島の妖精物語』
 あかぎかんこ『本の探偵事典 いろの手がかり編』
 あかぎかんこ『本の探偵事典 の手がかり編』
 あかぎかんこ『本の探偵事典の手がかり編』
 あかぎかんこ『本の探偵事典の手がかり編』
 waca『ヒカリ』
 読酌文庫『にほんしゅもんだい』

小説・コミックス・他
 京極夏彦『文庫版 書楼弔堂 破曉』

地を這う日々 Revisited

 何を書けばいいのだろうと思いつつ、とりあえず、再開してみよう。元町にいた時以上に書けないこともあったりして。
 
 昨年の秋から冬にかけて、色々あり過ぎて、気持ちと記憶を整理するのが難しい。
 年度末には体調を崩していたし(今振り返ると、精神的に失調していたとしか思えない)、精神安定剤的な役割を担ってくれていた人も、近くて遠い職場に移ってしまったので、喪失感があるのは(今の段階でも)確かなことだ。

 4月のトピックは会社と課の歓送迎会。会社の歓送迎会はくじ運が良かったということに尽きる。課の歓送迎会の方は、2次会でハプニングがあったのだが、あの人と少人数で呑むのもこれで最後と思うと、それはそれでスッキリ。

 5月のトピックは世田谷ピンポンズさんのライブを姫路文学館の望景亭で聞いたことだろう。メタルな私が「6畳半フォーク」のライブに行く日が来るとは!

 それとこのライブを切っ掛けに古書店「おひさまゆうびん舎」と出会ったこと。姫路文学館に関するtweetが多くて、前から気になっていたお店で、ロケーション的には博物館・美術館・文学館の徒歩経路上にあるのに、これまでは行ったことがなかった。足を踏み入れると、雑貨も置いてあって、いい感じの場所。

 6月のトピックは、前段で触れたおひさまゆうびん舎さんに何となく足を運ぶようになったこと。関連するイベント(姫路ブックマルシェ『本の庭』)も覗いてみた。それと店主の方が仔龍や同僚と同窓であることも知った。
 でも、一番は印象的なのは、お店で開催された日向理恵子:作、吉田尚令:絵、童心社:刊の『雨ふる本屋』フェアで今まで知らなかった物語に巡り合ったこと。久しぶりに心を揺さぶられる読書体験をした。多謝!

地を這う日々(0827~0902)

月曜日
 宝塚北サービスエリアで買ったお土産(炭酸せんべい)が思った以上に凝ったパッケージで、職場ではもちろん、自分自身でもウケる。「ベルサイユのばら」のオスカルとマリーをあしらったデザイン。頭の中で「薔薇は美しく散る」がリピート再生。

火曜日
 企画展の会期末を告知するインスタを投稿。手伝うのではなく、いつの間にかこちらが主体になりつつある。これでいいとはとても思えない。
 通常業務の合間に、一部の同僚とは共有していた館のブログの機能追加や現状についてのレポートを手直し。

水曜日
 一足早いお祝いをいただく。どうしても気になって、館のブログの記事を書く。誰にも感謝されないのに、お節介この上ない。いろいろな流れの中で、なし崩し的に館内イベントに同行して、記録写真を撮影。そのついでにイベント報告のインスタ投稿。
 CCを入れた学芸のPCがアドビのサーバーに接続できなかった問題が、プロキシの設定を修正することでようやく解決。CCのアップデートができるようになる。また、イラレだけライセンスを追加して、うちの課でも使えるようになったので、別のPCにイラレだけをインストール。

木曜日
 朝、丹波方面へ出張。山城と古墳の現地確認。現場について、すぐに企画展関連のインスタ投稿。2時間弱歩いただけなのに、ちょっと多すぎる汗。職場に戻った時に、軽い熱中症であることを自覚。
 かねてより気になっていた「Le grandit」というパティスリーに寄ってみる。ケーキが美味しそうだったけれど、予算の都合上、フィナンシェとクッキーだけを買ってみる。なかなかいい感じ。
 この日は馬齢を重ねた日に当たり、お祝いをいくつもいただく。ちょっと引っかかった部分もあったのだが、素直に感謝しなくては罰が当たるというものだ。

20180830birthday

金曜日
 朝から不幸の電話、なんか今年はついていない。最低でも現地に行く必要はあるだろう。午後から協議。こっちはこっちで古くて新しい問題が蒸し返される。どちらもきわめて面倒なことだが、ブログに書くことではない。夕方に展示替えを少し手伝って、ついでにHPとインスタ用の資料写真を撮影。

土曜日
 朝一で展示替えについてのインスタ投稿。その後で脳神経外科を受診。痺れの緩和剤を処方される。
 HP用の写真は無事採用されたとの連絡があり、感謝の言葉はあるものの、疲れているせいか、本当にそうなのか判らなくなり、単に便利に使われているのではと思ってしまう。

日曜日
 水曜にいただいたお菓子を持って帰るのを忘れ、それが湿気る恐れがあったことと、金曜に撮影し忘れた資料写真を改めて撮影に行く。閉館時間に合わせて、企画展終了のインスタ投稿。
 この週のことを改めて振り返ると、自分はどこの課に所属しているのだろうという感じ。「隙間を埋める」というのが今年の目標ではあるのだが、何だか徒労感だけが募っていく。
 そんな中、私が投稿したり、私が撮影した写真を使ったインスタを一気にデリートしてみたら、どうなるだろうと妄想してみる。実際にそんなことをすれば、取り返しがつかないことになってしまうだろうが、妄想することで、少しは鬱屈した精神状態が慰められる。

聞いた音源
 鈴木宏子 / 薔薇は美しく散る(1979)
 Colony5 / Colonisation(2005) / synthetic product records
 SABER TIGER / Paragraph 3 -Museum-(1998) / Fandango Records
 「嘆きも、叫びも、全て埋め尽くすまで」

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