2017年1月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

最近のトラックバック

書斎の住人

  • ヴァルキリー
    うちの部屋に棲息するフィギュアたち
無料ブログはココログ

bijin-tokei

« 夏の見学予定:補遺 | トップページ | 期待ハズレ »

アートナビゲーター

 本屋で『アートナビゲーター3級検定試験想定問題集』を見かけた。その時は単に、新しい資格ができたんや、美術館業界も大変と思っていた。
 少し気になったので、改めてググッてみるとアートナビゲーター事務局(というより検定試験)のページを発見。どうも昨年に第1回検定試験があったらしい。
 システムとしては最初が3級で、合格した人は2級・1級と進むようで、今年は3級と2級の検定試験がある。選抜試験じゃないので、一定の点数をとれば資格が与えられる。検定会場は東京・大阪で検定料が3級で\6,800、2級で\7,800、冒頭に触れた『問題集』が\2,625(税込み)である。事務局のページには模擬試験があったり、携帯サイトまで作る熱の入れよう。模試がかなり簡単なのは、「撒き餌」だからだろうか。
 ちなみに事務局を主宰しているのは『美術手帖』をはじめ様々な美術・デザイン関係の出版を手がける美術出版社で、HPには「アートへの愛を試そう」なるキャッチが踊っている。
 で、合格したらどうなるかというと、
 

 合格した方はアートナビゲーター会員として認定され、会員証(1年間有効)が交付されます。
 美術館などでのボランティアや参加型美術イベントの情報、アート豆知識などが会報誌で提供されたり、会員のためのレクチャー講座に参加することができます。
 また美術館や美術関連イベントの割引・招待などの特典を得ることもできます。

 ということになっている。資格と言うよりも「会員制倶楽部」と思われる。近く開館する大型美術館の「友の会準備会」でもさりげなく受験を勧めてある。これが美術館愛好者のすそ野を広げる効果があるのかどうかはわからない。でも、既存の愛好者にとってはかなり効果があるのではないか。特典付きで自分の知識を確認することが出来るわけだから。ともあれ、受験者が増えれば美術館業界にとってもおいしい話であるには違いない。

 こういう資格は「自然系」だと成り立つと思うが(※)、「歴史」関係だとこうはいかないのではないか。「歴史への愛を試そう」なんて言っても、そんな愛なんて中学・高校の間に普通はすり減ってしまうと思われる。それを回避するには「暗記」じゃない「歴史」を小学生あたりで体験してもらうことが効果的なのかも知れないが、その内容のさじ加減が難しい。

※そういえば博物館業界でも使われている「インタープリター」という言葉が、自然環境と都会人との仲介をする人という限定的意味合いで資格(職業)名にもなりつつある。アバレンジャーではアバレッドの職業がこれだった。子ども番組だからこそ、密やかかつ速やかに世相が反映されるのかも。

NATURAL-BORN PAGAN
B.G.M.:SATANIC WARMASTER/Opferblut

« 夏の見学予定:補遺 | トップページ | 期待ハズレ »

Museum」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/29579/961416

この記事へのトラックバック一覧です: アートナビゲーター:

« 夏の見学予定:補遺 | トップページ | 期待ハズレ »