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古代祭祀の世界@兵庫県立考古博物館

Img_0069 先日、開会式のことを教えていただいたので、通勤定期の購入も兼ねて出かけていく。

 受付で、図録をいただいて、開会式に出席。館長の挨拶の中で、「人面墨書土器」がそれなりの頻度で出土するという発言があり、奈良県を中心に発掘調査に携わってこられた館長と兵庫県で調査に従事していた自分とのギャップを感じてしまった(兵庫県内で、「人面墨書土器」の報告例は1例のみ)。

 それはともかく、「茅の輪」(県立歴史博物館蔵)をくぐって、展示室に入る。縄文時代の石棒・土偶に始まって、律令時代にいたる祭祀遺物が時代の流れに沿って展示されている。

 今回の展覧会は宗像大社の後援も得て、国宝である沖ノ島祭祀遺跡の資料も多く展示されている。石製模造品や供献された土器、玉類などは実物が出陳されている。金属関係の資料に関してはほとんどが複製であるが、良くできていることライティングにより質感も再現されている。

 その中で、沖ノ島5号遺跡出土の「金属製人形」(実物!)が展示されている。「金属製」人形は一般の木製人形とは異なり、まさに国家の中枢に鎮座する人物が用いるもので、それが沖ノ島で用いられる意味は大きい(しかも、最古例)。特異ではあるが土器としての完成度が低い須恵器類と最新の国家的祭祀具の組み合わせというのはモノは地味でもこの展覧会の一番の目玉ではないかと思ったりするのだが、展示の中では埋没気味だ。

 展示の最後は、現在の神社で使われている紙製人形が並び、律令祭祀と神社祭祀の連続性を示すことで過去と現在を繋ぐ意図を示している。そして、オマケとして江戸時代の占い書『永代大雑書萬暦大成』をベースにした占いソフトで自分の運勢を占うことができる。
 私は壬寅、「正直で人気があり重宝がられる。ただし生まれつき身体が弱いので養生して信心するほうがよい」と出た。これが当たっているかどうかは、周りの評価に依るだろう。

 展覧会終了後、学芸課にお邪魔して少し仕事上の情報交換をし、先の特別展図録もいただいた後、Seven Sistersにご挨拶をして、博物館を後にする。

 博物館のすぐ南東、喜瀬川堤防の道沿いで街路樹と電線の間にジョロウグモが集団で重なり合うように網を張っていた。少し不気味であるが、少し妖しくも魅惑的な風景でもあった。

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