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荒木高子展@兵庫陶芸美術館

Sandbible 「砂の聖書」を初めて見たのは兵庫陶芸美術館だったのか、それとも兵庫県立美術館だったのかは、定かではない。ただ、砂漠を切り取ったような土台の上に砂に埋もれ、崩れ落ちそうな土の聖書が表現されていて印象に残った。そして、順番は別にして、前述の2館で「聖書」を見たことで、この作品がシリーズものであることを知った。

 ただ、私は現代陶芸に特別に関心が深いわけでも、造詣が深いわけでもないので、荒木高子という作家についても、「聖書」シリーズがいくつあるかについても考えずに過ごしてきた。

 今月10日から兵庫県陶芸美術館で開催されている「荒木高子展ー心の深淵に迫る-」(2012年2月26日)は2004年に亡くなったこの作家の没後初めての回顧展。展覧会のチラシでこの作家が兵庫県在住であったことや、阪神・淡路大震災後は三田市で創作を続けていたらしい。

 それはともかく、この回顧展では作家の初期作品から晩年の作品までが網羅的に集められているわけだが、何と言っても日本陶芸賞の秩父宮賜杯を受けた「砂の聖書・燃えつきた聖書・黄金の聖書」(1979)の3点セットをはじめとする「聖書」シリーズのヴァリエーションが圧倒的な存在感を示す。

 会場を埋める「聖書」の群れ。用いられている技法は共通していても、似て非なるものの連続だ。「聖書」と名付けられていても、魔的なものさえ感じてしまう。特に見開かれた聖書の中心に穴が穿たれているタイプのものがいくつかあり、そのくり抜かれたような空白に目が惹きつけられた。

 会場を訪れた日は、天候が不順で雪も少し舞っていたためか、訪れた時には駐車場に1台しか車が止まっておらず、「マイセン展」との落差を感じてしまったのだが、現代陶芸と言うことで敬遠されてしまうには余りにも惜しい展覧会だ。

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