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JAZZと展覧会の休日

 午前中は何もする気が起きなかったので、午後から皮膚科に出かける。駅から歩いて船場川沿いを歩いて皮膚科に辿り着くと、「学会出張のため、午後は休診」という有り難くもない張り紙。

 仕方なく、次の予定。船場川まで戻り、清水門の方へ。清水門を過ぎたあたりで、管楽器の音が聞こえてきた。まあ、時間もあったので、覗いてみると野外ステージでメガ・トーン・ジャズオーケストラというバンドがライブをやっていた。

 2部構成で時間の都合もあって、第1部だけ聞く。JAZZの事はよく判らないがセットリストはスタンダードなモノ。パートごとにソロを回していくところなどはブラバンの演奏会みたいだ。パーカッションのお姉さんがなかなか格好いい(個人の嗜好に関することなので具体的な描写は控える)。ただ、コラボしていた屋台のお好み焼きは美味しくなかった(特にソースが)。

 それはともかく、このライブは「ひめじ国際短編映画祭」の協賛イベントである「HIMEJI JAZZ STREET」の一環であったらしい。でも、この映画祭のことは全然認識していなかったので、後ほど情報収集してみることにした。

 で、本日のメインイベントである「鶴林寺太子堂」展を再訪する。お目当ては現存する「普賢十羅刹女像」で最古の例となる重要文化財の廬山寺本である。単眼鏡を忘れ、細かい部分は厳しいが、それなりにじっくり鑑賞。

 廬山寺本は「唐装系」で「普賢菩薩+女尊11」というシンプルな画面構成、藤田美術館本と似ているというのが第一印象だった。ただ、帰宅後記憶を探るなかで、大和文華館「普賢菩薩の絵画」展を見学していて、同じく「唐装系」では根津美術館本も出陳されていたが、そちらの方は頭には浮かばなかった。

 自分なりに普賢十羅刹女像を乱暴に定義すると、法華経の「陀羅尼品」で持経者を守護する陀羅尼を示す薬王菩薩・勇施菩薩・毘沙門天・持国天・十羅刹女(藍婆・毘藍婆・曲歯・華歯・黒歯・多髪・無厭足・持瓔珞・皐諦・奪一切衆生精気)+鬼子母神、「普賢菩薩勧発品」で同じく陀羅尼を示す普賢菩薩を「陀羅尼(呪文)」という共通点のみで一つの画面に配するという力業系の仏画ということなる。ここで力業と書いたのは、普賢菩薩と十羅刹女が一つにまとめることについて仏典に根拠がない点と日本独自に成立した可能性が高いというのが理由。十羅刹女の衣装によって「唐装系」と「和装系」に別れ、系統によって描かれる尊像が異なっている。

 私にとってのファーストコンタクトであった重文の奈良博本は和装系で今回の展覧会でも展示されていた福祥寺本も同じだが、中央に白象に騎乗した普賢菩薩、左右に脇侍のように薬王、勇施、やや上方に毘沙門天・持国天を配し、その周辺に羅刹女と鬼子母神を描いているのだが、実際に描かれているのは「九羅刹女+鬼子母神」で何回か尊象の数を数え直した経験がある。

 一応、10人の羅刹女には造形上の決まり事があるので、プロには誰が欠けているのかがわかるのだろうが、そこまで詳しい解説は見たことがない(和装系のものは厳密に決まり事を反映していない可能性もあるので、特定が難しいのかも)。

 また、藤田美術館本や根津美術館本は十羅刹女は描くものの、鬼子母神は欠落するというパターンで、今回の「普賢菩薩+十羅刹女+鬼子母神」というパターンは初めてで、眼福。法華経信仰のなかでは普賢菩薩単独の像とか鬼子母神や羅刹女像というものがあるので、平安時代に誰かが力業を発揮してそれらを統合し、新たな形式の仏画を作り出したのかもしれないけれど、その誰かは相当「験の強い」持経者であったに違いない。

 会場で同僚が夫婦で来ているのを見掛ける。声は掛けなかったが、奥さんが勤めている姫路文学館で特別展をやっていることを思い出す。鞄を探してみると職場で貰っていた招待券が見つかったので、続けて「金子みすゞ展」を見に行く。東日本大震災の後、妙に意識付けられたところもあるのだが、直接全集に当たってみてもいいかもと思う。ちなみに文学館も短編映画祭の会場の一つだったのだが、閉館時間が迫っていたので覗いてみることが出来なかった。

 帰りは大手前公園を廻って、短編映画祭のパンフレットを貰い、「エイゾーくん」のクリアファイルを買ってしまった。

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