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鶴林寺太子堂@兵庫県立歴史博物館

 調べものをしに行ったついでに見学。サブタイトルが「聖徳太子と御法の花のみほとけ」で、ガサツな私には理解できていなかったのだが、展示を見て自分なりに納得できた。
鶴林寺太子堂は当初法華堂として建立されたそうで、展覧会も聖徳太子信仰、法華経信仰の双方にかかわる文化財が出陳されていることをサブタイトルは示していたのだ。

 私にとって興味深かったものは、まずは太子堂荘厳画を赤外線デジタル撮影したパネル類と複数の「普賢十羅刹女像」。

 荘厳画のパネルは肉眼ではとらえがたい状態のものがクリアに顕れていて、技術信仰のある考古系の私としては単純に面白い。

 「普賢十羅刹女像」はモチーフ自体が好きなので、個人的にはイチオシのコーナーだ。鶴林寺伝来のものは十羅刹女が唐装だが、福祥寺のものは奈良博本と同じ系統で和装。また、芸大本も和装であるが、十羅刹女の持物が違うので奈良博本とは系統が違うようで楽しい。芸大本は現状推定模写で実物ではないのだが、考古遺物のレプリカと同じで実物でない方がわかりやすい場合というのが確かにある。後期には現存最古とされる廬山寺所蔵のものが展示されるということで、もう一度来ることを固く誓った私であった。

 会場ではボランティアの方が来館者に対して熱心に解説を行っていたのだが、少し気になったことがあった。仏教美術とかそのバックボーンとなっている仏教用語というのはもともと善男善女にとって縁遠い部分があるのも事実で、ボランティアの方は学芸員と違い学問的な立場で会場に立っているわけではないと承知はしているつもりだが、羅漢、菩薩といった基本用語の意味を間違えていたり、企画した学芸員の想いが一番あらわれている仏画の部分は基本的にスルーというのはいかがなものかと考えてしまった。

 まあ、ボランティアの「解説」が学芸員の「解説」とは違うし、来館者に対するおもてなし、「話芸」として側面が強いことも否定はしないが、もう少し何とかならないものかと思ってしまった。

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