2017年1月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

最近のトラックバック

書斎の住人

  • ヴァルキリー
    うちの部屋に棲息するフィギュアたち
無料ブログはココログ

bijin-tokei

« 今週の音源(11/20から11/22) | トップページ | 手ぶらの休日 »

中国陶磁名品展@兵庫陶芸美術館

 ようやく時間が取れたので秋の丹波路へ。次の現場へのルート確認と展覧会鑑賞を兼ねて家族で出かけた。

 最初に次の現場の位置を確認し、ついでに栗屋西垣にも行ってみる。現場から2~3分と言ったところ、近い。

 お昼を食べてから、陶芸美術館に。少し雨模様だが、山の紅葉がしっとりしていい感じだ。

 美術館に到着すると、駐車場がほぼ満車。地元の茶道関係者によるお茶会が開催されていたので、その参加者が多かったようだ。

 今回の展覧会は東京富士美術館の所蔵品から中国陶磁器の名品をピックアップしたもの。新石器時代の彩陶から清の五彩磁器まで、中国陶磁の流れが判るように収拾されているという印象だ。展示されていた中では唐代のものが特に充実していたように思う。

 後漢の色合いも含め漆器を模した耳坏も面白いが、個人的に気になったのは、やはり唐代のアイテム。いくつか出陳されていた三彩弁口水注は前にもこのblogで話題にしたが、破片が現場で出土したこともあって、その際、参考資料として今回展示されているものをコピーした覚えがある。

 また、唐代のものとしては、器高が低く口縁が直線的に開く定窯の白磁刻花牡丹文碗が好きな器だ。フォルムがすっきりしているものいいのだが、不安定なようで安定しているように見える印象が不思議でいいのだ(手に取ったことがないので、実際はどうなのかは判らないが)。図録だとどうしても見込みの文様を見せるアングルでの写真が使われるので、会場で見ておく必要がある。

 宋代の青磁に関しては、今更言うこともなく、釉の厚み、発色が素晴らしい。釉の発色という点では瀝青釉、翡翠釉の作品もいい。

 最後の部屋は明・清の景徳鎮窯を中心とした作品が集められていた。精緻な絵付けがされたものが多いが、一番興味を惹かれたのは五彩蓮池水禽文甕。これも図録ではおもしろさが伝えにくい作品で、表面には作品名にあるように蓮池に戯れる水鳥と昆虫が色鮮やかに描かれているのだが、見所はそれだけではない。内面に水草と様々な魚類が描かれ、外面と内面で水面の上下が描き分けられているのだ。内面の文様は釉の剥落が外面に比べて著しいので、水を張って使用されていたことが推測されるわけだが、そうであれば水面の揺らぎに合わせて内側に描かれた魚や水草も動いて見えるようになっていたのではないか(想像をたくましくするならば観賞魚用の水槽であった可能性も)。遊び心に溢れた作品だ。

 中虎が気になったのは前述の五彩蓮池水禽文甕、仔虎は後漢の緑釉楼閣、仔龍は唐代の三彩鴨形容器が気に入ったようである。展覧会鑑賞後、学芸課にお邪魔し、学芸課長さんと世間話を少しする。図録もご恵贈にあずかり、大変有り難かった。

« 今週の音源(11/20から11/22) | トップページ | 手ぶらの休日 »

Museum」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/29579/56176753

この記事へのトラックバック一覧です: 中国陶磁名品展@兵庫陶芸美術館:

« 今週の音源(11/20から11/22) | トップページ | 手ぶらの休日 »