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尾形周平@兵庫県陶芸美術館

20130506ogata


 陶芸美術館に特別展「尾形周平」を見に行った。

 一応、江戸時代後期の焼き物に興味があり、お茶の道は抹茶だけではないことも弁えていたはずなのだが、展覧会を見て「煎茶」に関わる陶磁器の豊穣さを感じた展覧会である。

 展覧会は「第1章 江戸時代の京焼陶工-文人趣味と煎茶の隆盛-」、「第2章 尾形周平」、「第3章 二代尾形周平」、「第4章 畿内周辺窯との関わり」の4部構成となっている。煎茶器を中心として多数の作品を各方面から借用しての展覧会であり、担当学芸員の意気込みを感じた。

 今作品を見た印象と共に図録を紐解きつつ、改めて展覧会の内容を反芻している途中なので、極簡単な感想だけを書くことにする。

 個人的な興味の産物として江戸絵画をめぐる今橋理子氏の一連の著作、中村真一郎氏の江戸漢詩および木村兼葭堂や頼山陽の評伝は目にしていたので、尾形周平が活躍した時期が少し語弊のある言い方であるが日本において「中国趣味」が一番盛り上がった時期であるとは承知していたが、京焼陶工や尾形周平の作品を通じて、改めて中国文物へのあこがれを感じた。しかし、残念なことにこの時代の気分というか雰囲気が知識としても、感性の面でも現代には受け継がれておらず、それが尾形周平という陶工の認知度にも影響しているのかもしれない。

 今から10年以上前に京都国立博物館で「日本人と茶」という展覧会を見た。その最後の展示室で京焼陶工の煎茶器を見た時、当時中国茶に興味があった私はその宜興窯写しっ振りに衝撃を受けた覚えがある。今回の展示では清朝陶磁への渇望を改めて感じると共に、それだけではなく、西洋の焼物の意匠も取り入れようとした新しいものへのどん欲さが現れていたように思われた。

 精読はこれからだが、図録の担当学芸員さんの論考を拾い読みし、「江戸時代後期の日本陶磁はとても面白い」という言葉に強い共感を覚えたことを記してまとまりのない感想を終えることにする。

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