今週の音源（5/8から5/10）

　ゴールデンウィークが明け。秋の特別展＋発掘調査に向け、本格的な準備を始める時期だが、それ以外にも降ってくるものが・・。

　とりあえずの問題は昨年度の調査資料を確認すること。一部を速報展示することもあるので、どこまで出土後の手当てができているかを見に行く。どういう段取りになっていたのかは不明だが、第三者的に現状を整理すると、ボランティアの好意に任せて、ほとんど指示もせずに放置した結果、ひさしく作業自体も中断しているらしい。

　確認の結果、水洗いが半分残っているのとネーミングと台帳づくりは全く手つかず。水洗いが終わっているのもよく見ると洗い足りないものも・・・。やっぱり、それなりに慣れた人をちゃんと賃金を払って雇用しないと終わるものも終わらないのだろう。「ボランティアとの協働」、言葉は美しいけどそれを実体化するには、色々な意味で余裕がないと・・。今年の調査でもそれなりに遺物が出ると予想されるから、来年度の報告書作成を考えると今年度中にちゃんと始末しておかないと動きが取れないなぁ。調査部門が博物館から出てしまうと、身動きが取れないことの多いことよ。

　日が長くなった黄昏時、帰り道で猫と少し戯れる。ツートンの「偽ミヨコ」に初めて触れることができた。よく見ると「偽ミヨコ」はオス猫なので、これから「ガートス」とでも呼ぶことにしよう。この日は続けて公園クランのチャトラとも遊ぶことができた。こっちもオスでたまに県道を越えてミヨコクランの縄張りまで出張ってくるみたい。こいつはベタだけど「カーキ」とでも呼称することにする。この日、たまたま猫好きの同僚と一緒になって、二人とも猫を触って遊んでいたのだが、この同僚が猫を触るときのつぶやきが岩合さんの口癖（「かわいいねぇ」とか「いいこだねぇ」）と同じでちょっと笑ってしまった。

　大学生が卒論執筆のため、古墳時代の馬具を見学に来る。中々丁寧な方であった。それはいいとして、見学終了後、衝撃の指摘が・・。今回見学の対象であった轡だが、報告書のスケールが間違っていたことが判明。しかも、レイアウト図を見て原稿を書いているためか、挿図のスケールだけではなく、本文中の法量まで間違っていたのだ（実物比1.3倍）。執筆者や実測・トレース担当者の名前を見てみるとしっかりしたメンバーばかり。あの面子でもこんな見落としがあるのだとちょっと驚きました。

　日曜は母の日。昔はそうでもなかったのだが、長じるに及んで仔虎・仔龍とも母の日、父の日に対する感覚といか考慮が見事に消失。さすがにそれはまずいので、せめて私だけでもと会社の帰りに花屋に寄る。最初は駅前のショップを覗いたが、並んでいたので、駅から少しだけ離れた同じショップの本店の方へ行ってみる。予想通り、こちらの方が空いていたので、スプレータイプの薔薇にカスミソウを合わせた簡素な花束を作ってもらう。

　SUNTORYが発売した「Pale Ale」と「Brown Ale」を買ってみる。ale系のビールが増えるのは個人的にはうれしいが、飲んでみてちょっとがっかり。それと「Pale Ale」と「プレミアムモルツ青」との関係もどう整理するのだろう。

Olivier Latry / In Spritum : olivier latry plays cesar franck(2005) / Universal Classic & Jazz