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初日しか印象の残っていない三連休(2)-「青磁のいま」

20150502celedon
山崎を後にして篠山市今田町へ。

兵庫県陶芸美術館で開催中の「青磁のいま」展を見学。

 この展覧会は冒頭に宋代に龍泉窯で焼成された伝世品を置き、その後に近代以降の陶芸家の作品を世代ごとにまとめながら展示するという構成になっている。なお、このエントリについては、遡り更新であるだけではなく、展覧会見学の時点から見て、未来の自分が同僚と交わした対話も一部影響している。

 私の陶磁器趣味というか嗜好は青年期に東洋陶磁美術館で見た耀変天目椀と飛び青磁花生により決定した部分がある。そういう意味で、青磁の展覧会と聞けば、食指が動くのである。

 伝世品は好きではあるが、どの器種も好きというわけではない。鳳凰耳瓶は釉が厚いゆえに造詣が柔らかくなりすぎて、少し苦手。その点、碗や下蕪形瓶は造形的にも気に入っている。しかし、器形はどうあれこの時期の青磁が好きなのは、その釉色にある。光が乱反射するでもなく、透過するでもなく、光が沈殿するというか光を蓄えるような発色に惹かれる。仕事の上で接する青磁は天龍寺青磁の範疇に含まれるものもあるとはいえ、こうして出陳されている伝世品と比べると断絶を感じざるを得ない。

 今回、見学した伝世品の中で目を引いたのは「青磁輪花碗 銘 鎹」。不勉強で申し訳ないのだが、この会場では展示されなかった「青磁輪花碗 銘 馬蝗絆」と同工のものがあるとは知らなかった。稀少な逸品を何が何でも使い続けたいという執念を感じる。ただ、碗自体の出来栄えとしては後者の方がいいのかなぁと思ったのと、ちょっと「銘」がベタだなぁというのがほんの少しだが興醒め。

 伝世品に文字を費やしてしまったが、展覧会の主体はやはり近代以降の作品である。化学的な成分に共通性があっても、作り手のベクトルは古典を研究するという観点がから作られたものでさえ良し悪しではなく、伝世品とは別物でそれはそれで興味深い。乱反射、透過、形状のキレなどなど、いくつもの試行の上に生み出されたものはやはりすごいのであった。それと個人的には鉄釉というか窯変の作家であった清水卯一が青磁を焼いていたのかというのが新しいところでは一番印象的であった。

 展覧会終了後、知り合いの学芸の方と少し歓談。ちょうどやっていた観覧者対象の抽選会にも参加し、三等を引き当て次回展覧会の招待券に加えて、丹波焼小皿をいただいた。家族3人は参加賞で招待券だけだったので、ちょっとラッキー。

 加えて、出店を出していたブリランテのジェラートを食べ、窯元さんがやっているルーンカフェの天然酵母パンを買って帰る。パンもおいしかった。

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