業界誌

『展示学』43

研究論文
主体的情報収集を触発するインタラクティブな展示装置のあり方に関する基礎的研究-ミュージアムにおける展示に着目して:大橋怜史・佐藤公信・清水忠男
研究ノート
ドキュ・ドラマ『斎王群行』の創造-斎宮歴史博物館・映像展示のリニューアル:仁科秀昭
展示学の眼
道具寺道具村建立縁起展、キッザニア、ワンダーミュージアム-沖縄のこどもたちの夢を応援し未来を創造する場所
最近の展示
海上自衛隊呉史料館/国立ハンセン病資料館/えこっくる江東/ANAグループ安全教育センター/国立新美術館開館記念展「20世紀美術探検-アーティストたちの三つの冒険-」/国立科学博物館MONODZUKURI展/明石市立文化博物館新春特別展くらしのうつりかわり展「昭和なつかし博覧会」/科学技術館鉄鋼展示室「鉄の丸公園一丁目」/北九州市立文学館/国立科学博物館特別展「大英博物館ミイラと古代エジプト展」/金沢能楽美術館/感どうする経済館
座談会
展示の今を語る-女性の視点から-:安斎聡子・松本知子・箕輪麻理子・森美樹・森田裕美・綿引典子・高柳康代
海外情報
デンマークで見た、子どもと若者を育む展示環境-バイキングミュージアムと国立博物館チルドレンズミュージアム/第77回ジュネーブモーターショー/ミラノ・サローネに参加して
展示関連情報
韓国展示デザイン学会
活動レポート
国立新美術館・国立科学博物館見学会報告
学会記事
韓国展示デザイン学会の第5回学術シンポジウムに参加して
第3期学会賞作品賞候補
東京国立博物館「プライスコレクション 若冲と江戸絵画」展/「ベートーヴェンは凄い! 全交響曲連続演奏会2005」の展示/長崎さるく博'06/2006年5月14日に閉館した万世橋(東京)の「交通博物館」の展示
資料紹介
『博物館の学びをつくりだす』/『だれもが楽しめるユニバーサル・ミュージアム』/『子どものためのワークショップ』/『ひろがる日本のミュージアム』/『魚のウロコのはなし』

 『斎宮群行』メイキングレポートは結構面白い。ただし、「御担当」は勘弁して貰いたい。斎宮の榎村さんを初めて見たのは大学院時代。エキセントリックで近寄りがたい雰囲気を持った人だったが、現在は名物学芸員として活躍されていてるようだ。
 座談会は興味深くはあるものの、内容的には「女性の視点から」というサブタイトルは不用ではないかと思った。女性だけの座談会だから「女性の視点」というのは何となく違和感を覚える。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『月刊あいだ』137

《追悼=松澤宥》松澤宥、ラウリーン・ヴィエルスに語る/ラウリーン・ヴィエルス、YUTAKA MATSUAWA 'talk to' Louwrien Wijers/Louwrien Wijers、あいだのすみっこ不定期漫遊連載48国境を跨ぐ交渉と規範の葛藤と:東アジア近代美術研究の将来に向けて2/稲賀繁美

 稲賀氏の報告は次号も続く。報告のなかで、少し関心を持っている事について触れられた箇所があったのだが、その問題について書かれた文献はあるのだろうか?これからは少し気を付けてみよう。
 契約期間が終わってしまったので、さっそく継続手続きをする。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『月刊あいだ』136

《書評》ブルデュー、モースを超えてほしかった-ハンス・アビング『金と芸術-なぜアーティストは貧乏なのか?』/白川昌生、《書評》「中央」の歴史を凌ぐ「地方」の〈物語〉のリアリティー-美術家たちの残した肉声を頼りに-植草学『美のふるさと-信州近代美術家たちの物語』/谷新、芸術家と著作権-藤田嗣治作品を巡る諸裁判/笹木繁男、《海外の新刊》いまふたたび「集団」の時代?-アート・コレクティヴ再考/編集部、《特集=追悼:松澤宥》続々々 瞑想台での一夜が『松澤宥ψの函』を作らせた/芦澤泰偉、《特集=追悼:松澤宥 拾い読み》何故火星人種をタコ入道として設定するのか/編集部、あいだのすみっこ不定期漫遊連載47国境を跨ぐ交渉と規範の葛藤と:東アジア近代美術研究の将来に向けて1/稲賀繁美、《連載》戦時下の日本の美術家たち12 “狙撃”する描写力-宮本三郎/飯野正仁

 書評で取りあげられていた本が、購読している地元紙の書評欄にも掲載されていた。出版部門を持っている地方新聞社同士での推薦図書にでもなっているのだろうか。
 何となく「定説」になっていることとか、何となく「伝統的」だと認識されていることを確認してみると言うことも必要だとは判っているのだが、自分で確認するのはなかなか難しい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『ミュゼ』80

特集:ミュージアムはどうサイエンスコミュニケーションしていくのだろう
美術館での教育普及。「やっぱり20年かかったね」
Journal Musee:
コミュニケーションが観客を生み出す、キッザニア東京の本気度
新しい時代の博物館制度の在り方について
公立博物館の新たな運営形態をめざして
変革とユーザーコミュニケーション
国際博物館会議の博物館学分科会(ICOFOM)に参加して、etc

 大阪市が目指すミュージアムの地方独立行政法人化に関する続報(昨年の美術史学会公開シンポ以降の情報)が掲載されていた。ひと博の人たち(特定の人たちではあるが)はひとと自然の会の人も含めて、外から見ていると活動的だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『月刊あいだ』135

《報告》「アート・イニシアティヴ」の《SHOWCASE》に立ってみました/言水ヘリオ、《特集=追悼:松澤宥》続々 瀧口修造⊂⊃松澤宥-美術家そして詩人の死/池田龍雄、祈・安らかなることを-密蔵院觀法宥然清居士様へ/高橋睦治/詩-松澤宥に/金田弘、仙境の人/若江漢字、感極まる人(松澤宥覚え書)/春山清、《連載》戦時下の日本の美術家たち12 正確な眼と技術-小磯良平/飯野正仁、《特集=追悼:松澤宥 飛び地》で、核心の「人類は消滅せよ」は?-『機關』から無断つまみ食い/編集部
 松沢宥の追悼特集は次号も継続するらしい。それはともかく、編集雑記が結構興味深いので、次号も2P以上あればいいなぁと密かに思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『LR Returns』10

LRリターンズ編集室/ドキュメント・和田義彦氏盗作疑惑事件
安積桂/和田事件始末
彦坂尚嘉/芸術における「奇想」をめぐって(9)現代美術の気象化
開発好明/開発くんがゆく ドイツ編(6)
白川昌生/美術と公共-公共圏をめぐって(10)
窪田 修/ぶらり小旅行!〈つくば〉前編
ギャラリストが選んだアーティストに、アンケート 今月のテーマ「あなたにとって『日本的』と思われることやもの、あったら教えて下さい。」
 そういえば、和田事件は一時世間を騒がせていたのだが、年末にはすっかり沈静化していた。特集は関係者への原稿依頼をして次号も続くと言うことだが、原稿は集まるのだろうか?和田氏の展覧会を企画した学芸員の原稿が寄せられたら興味深いとは思うのだが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

おくればせながら、『月刊あいだ』134

《特集=追悼:松澤宥》続 プサイψ師/白澤吉利、パフォーマンス中の松澤宥(写真)/長沼宏昌、最終美術、授業中。/小坂真夕、新宿発夜行列車鈍行松本行き/山田泰司、最終美術思考の種子/津川泉、「消したあとの美術」-僕はもうひとつ別の宇宙のありようを描く/牧宥恵、表と裏のスピリチュアリズム/伊丹裕、美学校松澤宥最終美術思考工房のこと/今泉省彦、あいだのすみっこ不定期漫遊連載46メロン・レクチャー瞥見/稲賀繁美、《連載》戦時下の日本の美術家たち11 戦時下、美術は〈空白〉だったのか-小磯良平・向井潤吉ほか/飯野正仁
 今号も、追悼特集が続いた。自分の日常とはかなり離れた場所に存在した人だが、結構インパクトのある人だったようだ。初期は淡々とした感じだった連載記事が、ここに来て熱を帯びてきたような気がする。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ようやく、『ミュゼ』79

特集 ふりかえればミュージアム~それぞれの30、20、10、6、1周年
(国立民族学博物館、世田谷美術館、滋賀県立琵琶湖博物館、相田みつを美術館、安曇野ちひろ美術館、アクアマリンふくしま、長崎県歴史文化博物館)

子どもたちにCAMP(Chilren's Art Museum & Park)

 前号からかもしれないが、雑誌名から「月刊」が消えた。「季刊」がつくと思っていたのだが、シンプルに行くようだ。
 本号の記事に限らず、話題のとある博物館に関する記事を読んでいると、美術史学会のシンポジウムで当事者自らが明かした「制度」に触れたものがないことに気付く。これはこれで一種の情報操作というわけなのか。
 それはともかく、先日ツッコミを入れた『科学館へようこそ』の巻末リストに挙げられていた「CAMP」の特集がグッドタイミング(私にとっては)。行けそうにはないけれど、どんな事をしている所かは判った(仔虎と仔龍にも体験して欲しいとも思う)。でも、判ったら判ったで何で『科学館へようこそ』に掲載されたのだろうと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

いまさらながら、『月刊あいだ』133

《特集=追悼:松澤宥》木遣歌が聞こえてくる/谷新、プサイ師はいまも/春原敏之、冥陽一如/田中孝道、「座」事-「虚空間状況探知センター」の声を聞け/赤土類、松澤宥の「プサイの部屋」(写真)/山本糾、惑星ウンモで展覧会!/富井玲子、美術家、松澤宥は生きている/中ザワヒデキ、師とともに/河津紘、円環の輪の切り口はいつも先鋭な爆破口/金子昭二、ターミネーター松澤宥/塚原史、《連載》戦時下の日本の美術家たち10 事変下の美術-向井潤吉《突撃》と阿部合成《見送り人》/飯野正仁
 「松澤宥」という方は「観念芸術」の創始者として有名な人のようですが、その著作やパフォーマンスに触れたことのない私にはよく判りません(触れていても、よく判らないかも知れないが)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『LR Returns』09

山口裕美/27年目を迎えたアルスエレクトロニカから学ぶこと
岡本芳枝/市民がつくった展覧会-岡部昌生と広島市民サポーター会議
白川昌生/美術と公共-公共圏をめぐって(9)
開発好明/開発くんがゆく ドイツ編(5)
長倉かすみ/ぞうきんぞうのいた夏
窪田 修/戦争と芸術(2)
ギャラリストが選んだアーティストに、アンケート 今月のテーマ「最近見た夢で、一番面白かったのはどんな夢ですか?」

 「ぞうきんぞう」の話は色々示唆に富んでいて面白かった。
 印刷の一部が天地逆になっていた(p13とp40)ので、一度ばらして両面コピーをとることで修整し、再度製本する。
 ところで、この雑誌の編集長に公務員に対するルサンチマンを感じるのは気のせい?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

遅ればせながら、『月刊あいだ』132

《書評》「作品論」と「作家論」の裂け目-千葉成夫『未生の日本美術史』/奥村雄樹、《書評》通底する「戦後」の想像力-『池田龍雄画集 The Works of Tatsuo Ikeda 1947-2005』刊行に/ヨシダ・ヨシエ、あいだのすみっこ不定期漫遊連載45ジョルジュ・ディディ=ユベルマン著『残存するイメージ アビ・ヴァールブルクによる美術史と幽霊たちの時間』を読む/稲賀繁美

 一部再掲載を含む書評(解題?)。思想史に関しては(関してもか)、基礎的な学習をしていないので、字面を追うだけでもかなりの努力を要する。昔々、『過去を読む』の原書を読んだ時も同じように感じたのだが、全然成長してない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

遅ればせながら、『月刊あいだ』131

いまも残存する中世の夢-ヨーゼフ・ボイスを知らない世代へ/白川昌生、《連載》戦時下の日本の美術家たち9 大陸従軍作家II 原精一(2)/飯野正仁、documenta 12 magazines 三つのキー・トピックス/編集部

 日本に「キリスト教の精神的・文化的伝統」が欠落しているというのはもっともであるけれど、近代以降の日本における文化活動を政治的・政党的イデオロギーの効用面だけで総括するのもちょっと違和感を感じる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

遅ればせながら、『月刊あいだ』130

「越後妻有アートトリエンナーレ2006 大地の芸術祭」〈地域と文化〉に新たな視点/前山忠、「アートのまつり」「つまりはアート」(キャハハ)-越後妻トリ:妖怪女衆疾走観光記/ネズミ・ウシ・トラ・サル、《連載》戦時下の日本の美術家たち8 大陸従軍作家I 原精一/飯野正仁、documenta 12 magazines/ゲオルグ・シュルハマー、《貴賓席》毛利嘉孝さんの村上批判に、若干の疑問/松永康

 「原精一」の名前に反応し、記事を読む。平塚市立美術館が原精一の資料を整理する過程で行った様々な活動は興味深いもので、担当の方からも色々ご教示を得た。それを生かせる機会が来ればいいのだが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

遅ればせながら、『月刊ミュゼ』78

特集:DFをめぐる物語、interview:青森県立美術館、etc.

 特集記事は閉館したDinosaur FACToryに関わった複数のスタッフによるメモランダム。これまでも同誌にはDFのエデュケーターによる記事が掲載されたこともあったが、研究者も含めての経験談が掲載されたのは面白い。DFには開館当初PDFでの展示解説に若干問題が生じた(親がPDAの画面に夢中になり、展示資料を見なかったり、つれてきた子どもを放っておいてしまう)と言うことも聞いていて興味を持っており、滑り込みで見学に行くことも考えたが時間的・経済的理由で断念した経緯がある(自分一人で行っても仕方ないと考えたこともあって)。DFでの成果を生かして岡山で数年後に開館する林原自然博物館には是非行ってみたいものだ。
 昨年、『DOME』が休刊したが、一応隔月刊であった『月刊ミュゼ』も今号から季刊『ミュゼ』になるようで、刊行回数が減る分はアム・プロモーションのWEBで補完していく形になるようである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『展示学』42号

第25回研究大会特集
 第2回展示学会賞について/第25回研究大会概要/討論「最近の展示を総括する」
研究発表梗概
 展示メディアの研究-模型-/福島正和・安藤淳一、ジオラマ展示考/榛澤吉輝・中井弘志・草刈清人/江戸前期湯島青銅大成殿及びその内部空間のCGによる再現/木村浩・呉宗岳、「ミュージアムの展示」を考える大学博物館特別展示「アフリカの骨、縄文の骨遙かラミダスを望む」におけるミュゼオグラフィー/洪恒夫・諏訪元・佐宗亜依子・石田裕美、美術館における感想共有システムのデザインと評価-ケータイを使用した作品鑑賞-/伏見清香・関口洋美・茂登山清文、携帯電話を活用した博物館と動物園の連携/有田寛之・坂元和広・草刈清人・広沢公太郎・関口洋美、博物館からうまれる高齢者の「げんき」-高齢者げんきプロジェクト地図づくりプログラム-/橋本由起子・小林淳一・江里口友子・金子未佳・権藤恭之・山村健一郎・福島正和・幡野由夏・松尾知・永田たくみ、記憶と展示コミュニケーション1-当事者の記憶を展示することや、記憶を共有し、展示化する意味-/重森恭一・田中禎昭、大和ミュージアム-入館者の興味・関心-/川嶋博之、小間デザインの構成要素とその評価-展示会計画の研究(3)/金恵蓮・寺澤勉、屋内物販店共用通路の床デザインの在り方に関する研究/佐藤公信・山本健・清水忠男、都市における広告物のあり方に関する研究-表参道を事例として/足立路子・柘植喜治
研究ノート
大型資料の展示-大和ミュージアム「戦艦大和1/10模型」展示の場合/仁科秀昭
最近の展示
国立民族学博物館企画展「さわる文字、さわる世界-触文化が創りだすユニバーサル・ミュージアム」、東京ガス「がすてなーに ガスの科学館」、日本食研KO宮殿工場宮殿食文化博物館

 業界の関心がどのあたりにあるのかを知るには便利な気がする大会特集。内容は兎も角、発表のタイトルはあまり気を遣っていない。「最近の展示」に私にとっても印象深かった「さわる文字、さわる世界」が取りあげられていた。展覧会自体としても新しい視点が盛り込まれていたが、造作としては業界にとって旨みはないように思われたが、新たな顧客を取り込んむ可能性が認めあれたものか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『月刊あいだ』129

創造と労働:アートとしてのビジネス(ビジネスとしてのアート、ではない)-村上隆『芸術起業論』を読んで/毛利嘉孝、《遺稿》ナムジュン パイクの版画制作始末記-「これであなたも蔵が建つよ」とパイクは冗談をとばした/岡部徳三、《連載》戦時下日本の美術家たち7 南方従軍作家III 伊東深水 戦時下の「美人画」/飯野正仁、《貴賓席》よみがえる記憶のなかの絵-我が家にあった高崎剛の作品のこと/小野絵里、《記録集拝見》『街かど美術館 アート@つちざわ〈土澤〉』/編集部

 冒頭の批評は変なところで脚注が抜けていたり、脚注の内容に違和感を覚えるところもあるが、結構面白い。先号で欠落のあった連載については、次号に続編も含めて一挙掲載される。それはいいとして、今号では編集部の記事に文章の前後が乱れるところがあって、月刊ということで制作工程がきついのだろうかと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『月刊あいだ』128

「経済価値」を超える-ヨーゼフ・ボイス没後20年に/若江漢字、《海外情報》アパルトヘイト時代の遺産をとり戻せ-南アフリカでの運動/編集部、《講演報告》ヨーゼフ・ボイス:彫刻理論と錬金術-芸術、自然、精神世界を貫く3つの造形原理/守谷訓光、《新刊紹介》『芸術とスキャンダルの間』-戦後美術事件史/高島平吾、《連載》戦時下日本の美術家たち6 南方従軍作家II/飯野正仁、あいだのすみっこ不定期漫遊連載45 イメージ解釈学の隠蔽に西欧二十世紀文化史の犯罪を摘発する-ジョルジュ・ディディ=ユベルマン著『残存するイメージ アビ・ヴァールブルクによる美術史と幽霊たちの時間』を読む/稲賀繁美、《資料》意見を出すには間に合いませんが、国の文化芸術振興策の見直し/編集部

 一部印刷が歪んでいたり、段組が変わったところで文章が飛んでいる所(2行分くらい?)がある。アビ・ヴァールブルクの『異教的ルネッサンス』を買ったは良いが、まだ読んでいないことを思い出す。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『LR Returns』08

講師=本江邦夫、司会=樋口豊次郎NPOアート・インタラクティヴ東京連続レクチャー「美術コレクターの疑問に答えて」第5回 新人の発見と登場1-公立美術館の視点から
荒木慎也/匿名文化を支える名無しさん-2ちゃんねる「のまネコ問題」に見た匿名性とアートの関係-(下)
立花義彰/台湾徘徊記(5)
白川昌生/美術と公共-公共圏をめぐって(8)
開発好明/開発くんがゆく ドイツ編(4)
彦坂尚嘉/芸術における「奇想」をめぐって(8)充実の魅力、欠如の魅力。
窪田 修/戦争と芸術
ギャラリストが選んだアーティストに、アンケート 今月のテーマ「ワールドカップの日本チームについて、どんな感想を持ちましたか?」

 公立美術館における学芸員の役割(特にコレクションとの関わり)についての講演録が興味深い。公立美術館のコレクション購入がどうあるべきかという点で識見に富んだものに感じた。ワンマンが噂される県立某館の館長に聞かせたいものである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

月刊『あいだ』127号

《追悼:村上善男/講演再録》岡本太郎と私、そして東北/村上善男、《追悼:村上善男》村上善男さんにたずねてみたかった3つのこと/内藤正敏、暖色と直線-陸奥で闘った才人/池田龍雄、光る注射-青春の記憶から/松尾一男、村上善男さんから教えられたこと/三上満良、《連載》戦時下日本の美術家たち5 南方従軍作家Ⅰ/飯野正仁

 今回はアーティストの追悼特集なので、取りあげられているアーティストに関して、全く情報のない私は感想を書くこともできずに、時間だけが過ぎていく、あぁ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『月刊ミュゼ』77号

特集:新・企業ミュージアムレポート
 六花亭「中札内美術村」は北の大地での社会資本づくり
街に広がる現代アートのネットワーク/特別企画展「海遊館いきものデザイン博」の挑戦/練馬区立美術館 学校との連携による試み/臨床保存学とは何か。いま、その確立が求められている/英国の博物館学、修復学教育/ミュージアムの過去、現在、そして未来に向けて/守れるか古墳壁画11/ハードのチカラ、ソフトのチカラ/etc.

 スタッフが増えたためか、記事の文体にバラツキが感じられる。というか、冒頭の記事の文体と内容に違和感を感じる(「傑作な写真が家庭のアルバムに残っていた」のではなく、家庭のアルバムに残っていた写真から傑作なものをピックアップしたのだと思うのです)。また、裏表紙の言葉も人称代名詞が何だか変だ。
 最近読んだとある報告書で、「企業ミュージアム」という言葉の使い方に違和感を覚えた。その報告書では「企業が設立したミュージアム=企業ミュージアム」という使い方をしていたが、私は「企業が設立した社史あるいはその業務に関連した分野について取り扱うミュージアム=企業ミュージアム」だと思っていたので、首をかしげてしまったのだ。でも、ミュゼの記事を読んでみると前者の意味で使っている。何だか、納得いかない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『展示学』41号

研究ノート
 木下達文/まちを展示する-「七尾・一本杉花嫁のれん展」の展開
製作報告
 九州国立博物館-”生きている博物館”の実現を目指して/山梨県立博物館-箱物博物館からの脱却-成長する博物館の実現に向けて/長崎歴史文化博物館/横須賀功光の写真魔術「光と鬼」/荒神谷博物館
海外情報
 韓国国立中央博物館/貫く旗の軌跡-DAS NEUE OSTERREICHI(The New Austria「新しきオーストリア」展)/ベルリン・ポツダム広場、石碑の広場、ユダヤ博物館、ライデン自然史博物館、プランタン・モレトゥス博物館/台湾高雄市の歩行者街路整備事例にみる空間デザインの役割/メルボルン、シドニー、ウェリントンの展示/死海博物館の開館-日本の支援で進むヨルダンの博物館整備
最近の展示
 福島市子どもの夢を育む施設こむこむ/特別企画展「脳!-内なる不思議の世界へ」/神流町「鯉のぼり祭り」
活動レポート
 「研究集会in奈良」

 箱物づくりを請け負うことで発展してきた業界が、内容的には兎も角、タイトルだけにしろ箱物からの脱却を宣言するということは、メンテナンスとかwebコンテンツの提案等の額はそこそこでも、仕事としてはより継続的な分野で収益が確保できる見通しがついてきたということだろうか?そういえば、最近、ミュージアムのHPを「アネックス(新館)」として考えましょうという提案がとある企業のPR誌に掲載されていた。
 「わかりやすさ」・「親しみやすさ」といったキーワードが強調される中で、学芸サイドと企業サイドはどう折り合っていくのだろうか?結局は「同床異夢」状態が続いて、「陳腐化→企業主導のリニューアル」なんてサイクルに陥ってしまうのだろうか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

月刊『あいだ』126号

Happy「大東亜共栄軒」!-自前パフォーマンス・フェスティバル製作日記/荒井真一、《追悼》岡部徳三くんの死に際して思うこと-僕とシルクスクリーン・プリンター/靉嘔、あいだのすみっこ不定期漫遊連載44 異装・狂気・蕩尽・藝術というなのポトラッチ-国際シンポジウム「パリ1920年代・藤田嗣治」余滴/稲賀繁美、《話題》和田義彦画伯どの 「芸術選奨」を茶番にしたあなたの功績は絶大!/編集部

 巻頭の製作日記が面白い。あとがきで紹介されていた報告書は、問い合わせた結果、入手できない事が判明したのだが、幸いなことに同僚が所持していることが判明。早速貸してもらった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『LR Returns』07

増山士郎/ベルリンの展覧会での作品撤去要請
開発好明/開発くんがゆく ドイツ編(3)
白川昌生/美術と公共-公共圏をめぐって(7)
荒木慎也/匿名文化を支える名無しさん-2ちゃんねる「のまネコ問題」に見た匿名性とアートの関係-(中)
彦坂尚嘉/芸術における「奇想」をめぐって(7)戦後アートの変化過程
名古屋覚/現代美術「バカの壁」
立花義彰/台湾徘徊記(4)
池田孔介/ ここで、ものを、みるということ。(3) ホイットニー・バイエニアル2006
加瀬武守/福岡発「しまげい勉強会」リポートアイランドシティに文化・芸術は息づくか(4)
後藤和恵/「新世界アーツパーク未来計画」第4回シンポジウムに参加して

 挑発も洗練されていなければ、上滑りするだけだと思う。割り切ることと単純化しすぎることは違うのではないかと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

月刊『あいだ』125号

国質〈病巣〉と美術II-創造のための曲がり角/村岡三郎、《こぼれ話》「日本人」なんて言葉は出てきません。念のため-松浦寿輝のルーヴル再訪記/編集部、美術史学会シンポジウム「検証:国公立ミュージアム~官から民へのうねりの中で」-Kさんへの手紙から/小勝禮子、《貴賓席》珠光的と利休的-「現代美術」棲み分けのすすめ/藤本均定成、和光大学図書館の美術展カタログ/三上豊、《連載》戦時下日本の美術家たち4 「通州事件」と朝井閑右衛門/飯野正仁、《「日本実験映像史」連載終了記念インタヴュー》実験と挑戦の精神をふたたび-松本俊夫氏に聞く/聞き手=西村智弘

 ちょっとした手違いで(壁とチェストの間に落下していた)、2週間近く開封されずにいた。購読料振り込みの締め切りが迫っている。
 聴講したシンポジウムの感想が掲載されている。立場が違えば受け取り方も違うものだと改めて思う。長崎については、「駐在」という表に出てこないシステムが明らかにされた事が重要なのは同感。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『月刊ミュゼ』76号

特集:岡本太郎記念館長平野暁臣が語る「太郎と敏子、記念館、そして『明日の神話』再生プロジェクト
 いかに企画展を盛り上げ、いかに多様なお客様に来館してもらうか(島根県立美術館)/学会でも博物館学~どう伝える?生態学の面白さ/ミュージアムの教育は今-国際シンポジウムの報告から/九州国立博物館ボランティアの誕生/お出かけ回想法(北名古屋市歴史民俗資料館)/守れるか壁画古墳10/etc

 虎屋文庫の機関誌『和菓子』の入手可能な分11冊を一気に申し込み、慎ましやかに「残月」をバラで買って帰ると届いていた。企業ミュージアムは「虎屋文庫」が取り上げられており何という偶然。
 それはさておき、商業誌なので当たり前なのかもしれないが、「提灯」っぽさが鼻につく時がある。でも、この雑誌だけになってしまったし、記事のレンジは以前より少し広がった印象がある。紹介されていた冊子も申し込んでみた(これも「提灯」って言えばそうなんだけど)。
 でも、裏表紙に掲載された「独白風の言葉」は・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

月刊『あいだ』124号

アートと矛盾-アンチ・フォームとしてのフォーム、アンチ・アートとしてのアート、アンチ・マーケットとしてのマーケット/F.E.ラクシャーン(高島平吾;訳)、あいだのすみっこ不定期漫遊連載43 表象による憎悪を断ち切るために-国際シンポジウム「戦争と表象/美術 20世紀以降」より(下)/稲賀繁美、《連載》戦時下日本の美術家たち3 南京事件と従軍画家たちII-木村伊兵衛・清水登之・西條八十/飯野正仁、《貴賓席》私の言いたかったこと-国立国際シンポジウム「野生の近代 再考-戦後日本美術史」に触れて/池永慶一、小林俊介氏に-府中市美術館「絵画の行方」展をめぐって/藤枝晃雄

 バタバタしていて、記事を書きかけていたことをすっかり忘れていた。
 シンポジウムの記事を読んで思うのは、美術館に限らず、展示を作ると言うことはある意味主観的を表すことだということを忘れないようなしたいもの。
 来月号で購読料が切れる。いよいよ新料金。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『月刊ミュゼ』75号

新・企業ミュージアムレポート-データ&インタビュー-/文化ボランティア全国フォーラム20/ダイノソアファクトリーの試み/渋沢史料館の新展開/博物館、科学ジャーナリストの立場から見る科学コミュニケーションとは/守れるか壁画古墳/etc.

 簡略なものであっても、行けなかったシンポジウムのリポートがあるのはありがたい。『DOME』が無くなったので、『ミュゼ』にはそういう方面の記事も期待したいものだ。
 本誌で特集されているダイノソアファクトリーのシンポジウムには同僚が参加したのだが、私にはそこまでのフットワークはなくなっている。このBlogにしても、3年前に始めた時に比べて、明らかにテンションが下がっているし。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

月刊『あいだ』123号

希望を求めて-「絵画の行方」展所感/小林俊介、《海外の話題》なにせ「ご時世」-ジャンソンの『美術の歴史』大改定/編集部、《連載》日本実験映像史33(最終回) 「日本実験映像史とはなにか」/西村智宏、《連載》戦時下日本の美術家たち2 南京事件と従軍画家たちⅠ-中川紀元・住谷磐根・小林喜代吉/飯野正仁、《貴賓席》夜目 遠目 仲間内-北村淳子氏の戦後日本美術史シンポジウム見聞記を読んで/八田淳、あいだのすみっこ不定期漫遊連載42 表象による憎悪を断ち切るために-国際シンポジウム「戦争と表象/美術紀以降」より(上)/稲賀繁美

 連載がひとつ終了。門外漢には総括編である最終回が一番分かり易い。シンポジウムの記事は、報告者のバイアスがあるとは思うが、興味深いものが多い。『あいだ』は月刊ということもあって、辺境の読者にとっては情報が早いのが良いと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『LR Returns』6号

丸山高弘/文化施設の未来~指定管理者がやってきた~-山口情報芸術センター「シアターマネージメント講座vol.2」より
荒木慎也/匿名文化を支える名無しさん-2ちゃんねる「のまネコ問題」に見た匿名性とアートの関係-(上)
白川昌生/美術と公共-公共圏をめぐって(6)
池田孔介/ ここで、ものを、みるということ。(2) トーマス・ヒルシュホーン「Utopia,Utopia=One World,One War,One Army,One Dress」
立花義彰/台湾徘徊記(3)
加瀬武守/福岡発「しまげい勉強会」リポートアイランドシティに文化・芸術は息づくか(3)
開発好明/開発くんがゆく ドイツ編(2)
竹久侑/アート・スポンサーシップ 企業と芸術の相互利益関係の構築に向けて

 奥付より2ヶ月遅れで届く。1月末発行のつもりで書かれた文章もあってちょっと痛い。巻頭の指定管理者に関する講演記録は結構興味深い。指定管理者のスタッフとして働くことが当事者の口から語られているからだ。
 ただ、山中湖情報創造館にしても資料購入・管理のほうはどうなっているのだろうというのが個人的な疑問。フリーの学芸員というものが広く成立するとして、指定管理者が変わっても特定の学芸員が指定管理者を渡っていくことで特定の場に残るというのはわかるのだが、管理者が変わっていく中で資料の購入・管理をどう担保するのだろうというのがどうしても気になってしまう。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

月刊『あいだ』122号

《連載》戦時下日本の美術家たち 1「戦争の惨は惨たるもの」-大陸従軍画家は何を見たのか/飯野正仁、《貴賓席》九州国立博物館見学記/森理恵、あいだのすみっこ不定期漫遊連載41 パンドラの希望:被写体・母胎そして楕円-グリゼルダ・ボロック初来日講演に寄せて/稲賀繁美、《新刊紹介》この50年-戦後日本を鮮烈に浮き彫りした写真集『黒色●虚彩』/編集部、《連載》日本実験映像史32 アンダーグラウンド・センター/西村智宏

 森氏の見解は時として賛同しかねることもあるのだが、今回の見学記は「ごもっとも」と思わせる。『アジアージュ』を読んだ時に引っかかりを覚えた展が氏の指摘によって明確になった。ところで、こうした見解があることが当事者に伝わるのだろうか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『DOME』84号

特集・山梨県立博物館 かいじあむのバースデイ
 かいじあむの門出を祝って「春駒」が/幕絵修復・半田九清堂でわかったこと/構想6年、みんなの夢がかたちになって/400体のフィギュアが語り出すエピソード
ミュージアムグッズ06 世界をつなぐミクロコスモス、虫が騒ぐ『針聞書』グッズ
ドーム・ブックレビュー57 『ミュージアム・シアター』、『旭山動物園』、『白洲次郎 占領を背負った男』、『戦争を学ぶメモリアル/ミュージアム』、『戦国大名の日常生活 信虎・信玄・勝頼』
ワンポイントミュージアム84 早稲田大学坪内博士記念演劇博物館
語ローグ18 『ねりまの美術2004 竹原チョウ風 ”いのち”を見つめた或日本画家の青春-そして速水御舟・茨木衫風・福田豊四郎たち

 休刊することになったこの雑誌。最終号は編集長も深く関わっている「かいじあむ」の特集。見ていない博物館については何も言えるわけもないのだが、この博物館に関しては地元の人と山梨以外の人ではとらえ方がかなり違うのかも知れない。また、フィギュアを精巧に作れば作るほど展示の奥行きがなくなってくると思うのは私だけだろうか。
 ともあれ、新装開店するウェブ版に期待したいと思う。『月刊ミュゼ』だけではつまらないから。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『DOME』休刊

 美術館教育専門誌『ミュージアムマガジンDOME』が84号(2月発行号)で一時休刊とメールマガジンに書いてあった。
 その代わりに、【ミュージアム情報 Web・DOME】が3月上旬にオープンし、メルマガの発行は続けるらしい。
 結構気に入って、興味深く読んでいた雑誌なので、残念である。
 購読料が残っていたら、それで持っていないバックナンバーが購入できるかなぁ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『考古学雑誌』第89-3号

論説・報告
沼澤 豊/前方後円墳の墳丘規格に関する研究(中)
坂野和信/畿内と東国の古墳中期における韓半島系食器-丸底と平底食器の系譜-
彙報
受贈交換図書
追悼 故藤田國雄名誉会長

 前提が理解しにくい論文というのは、読んでいて辛いものだ。銘々器の出現は弥生時代後期だと思っていたから、余計に混乱。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

月刊『あいだ』121号

 「スペクタクル」の危うさを越えて-「横浜トリエンナーレ」を見る-/毛利嘉孝、《美術時評》美術界の、そして美術界という茶番劇-たとえば府中市美術館「絵画の行方」展を見て思う-/藤枝晃雄、《追悼》作る側から見た東野芳明/篠原有司男、《再読》ミスター・トーノは1958年、はじめて海外旅行をしました/編集部、《連載》日本実験映像史31 「ビデオ広場」と日本のビデオ・アート/西村智宏、あいだのすみっこ不定期漫遊連載40 「フランス」と日本の「あいだ」:「美術史におけるフランスと日本」-日仏美術学会25周年シンポジウムをめぐる感想若干-/稲賀繁美、

 連載を別にすれば、執筆者の指向に振幅があって、読後感が毎号のように違う。まあ、それがこの雑誌の良いところかも知れない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『月刊ミュゼ』74号

特集:だから、注目したいミュージアムグッズ!

ダイノソアファクトリーの試み(ダイノソアファクトリーとはどんな博物館か/利用者を見つめる展示開発)/新しい美術館・博物館をつくる(長崎県)/世田谷美術館と学校を結ぶもの/歴史文化資産の危機にどう対応するのか/自然体験プログラム「森の調査隊」のわけ/守れるか古墳壁画/e.t.c.

 ミュージアムグッズ特集は編集者が楽しんでいる記事。でも、関西圏がスポッと抜けている気がする(細見・伊丹昆・大阪自然史)。2回目の特集だそうだから、それ以降に目新しいものがないって事かも。
 今号は他の記事にも面白いところがあって、「市場化テスト」問題もこれから向き合っているという発言もある事だし、硬派な記事も期待できるかも。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『考古学研究』52巻3号

展望
「文化財」とは何か-高松塚古墳の「恒久保存」策決定によせて/山成孝治
選択社会科・総合的な学習の時間に生かす地域の遺跡-中学校社会科、新学習指導要領実施から4年-/阿部泰久
第9回戦争遺跡保存全国シンポジウム参加記/和田大作
考古学研究会第51回総会研究報告(下)・討議
「海の黒曜石」から「山の黒曜石」へ-見高段間遺跡の消長と黒曜石交易-/池谷信之
古代日本における仏教の普及-仏法僧の交易をめぐって-/菱田哲郎
論文
古墳における造り出し周辺遺物群の様相-配置と組成を中心に-/渕ノ上隆介
研究ノート
土器のカテゴリー変化に関する認知考古学的研究-板付系と突帯文系の検討から-/黒木梨絵
書評
小林謙一著『縄紋時代研究の新視点-炭素14年代測定の利用-』/山本直人
鈴木公雄著『考古学はどんな学問か』/羽生淳子
日本考古学協会編『第3次埋蔵文化財白書-遺跡の保護と開発のはざま-』/小笠原好彦
新刊紹介
文化庁編『発掘された日本列島2005 新発見考古速報』
Tristan Arbousse bastide『Les structures d'habitat enclos de la Protohistoire du Japon (periode de Yayoi 350BC-300AD)』(弥生時代の環濠集落の構造)
エッセイ・考古学との対話
「国史」の想像力と考古学/李成市
考古学の新地平
パブリック考古学最前線(3)/権五栄・金武重
地域情報
徳島だより 第十堰が提起する問題/栗林誠治
日本の遺跡・世界の遺跡
奈良県御所市極楽寺ヒビキ遺跡/北中恭裕・十文字健
オーストリア 北アルプス ウラーフェルゼン遺跡/岩瀬彬
委員会の窓・会員つうしん

 総会の研究報告の続きが掲載されている事もあって、かなりバラエティに富んだ内容となっています。ただ、相変わらず新しい時代をあつかったものはないのですが。
 何年か前、とある研究会で高名な研究者の方がとある土器型式について、型式内容を正確に理解している研究者は五指にも満たないという趣旨の発言をされてました。それを聞いて、五指にも満たない研究者にしか認識できないほどの細かい違いを、実際の土器制作者は意識していたのだろうかと疑問に思った事がありますが、認知考古学的方法は私のこのような疑問に答えてくれるのでしょうか?

| | コメント (0) | トラックバック (1)

月刊『あいだ』120号

 スミレを探しに-国立国際美術館新築1周年記念連続シンポジウム「野生の時代 再考-日本美術史」見聞記/北村淳子、右傾化に抗して-[日韓/韓日 五世代の対話]展を機に韓国人作家・安星金さんに再び聞く/古川美佳、《ラウンドテーブル2005》身につけた前衛精神/有馬 敲、《再録》『美術批評』誌に、こんな意見もありました/編集部、あいだのすみっこ不定期漫遊連載37 Anchi'io son'pittore! 余もまた画家なり、ぼくかて画家です-黒田重太郎覚書(下)/稲賀繁美、《忙中閑話》アーティストという「職業」/編集部

 シンポジウムの記事が興味深い。最近疲れているせいか、ちょっと好奇心も低下気味だ。そういう時は強制的に情報が流れてくる(後追いであっても)活字媒体の定期購読はまだまだ捨てがたいものがある。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『展示学』40号

第24回研究大会特集
 開会挨拶/開帳挨拶/基調講演/シンポジウム/研究発表概要

研究論文
伏見・奥村・入部・茂登山/PDAを使用した作品鑑賞ガイドの実証実験と評価
製作報告
川嶋博之/呉市海事歴史科学館 展示製作報告
最近の展示
 旭川市科学館「サイバル」/天才ダ・ヴィンチ/第12回美濃和紙あかりアート展/九州国立博物館/小川未明文学館/西伯病院「回想ストリート」/アクアマリンふくしま「キッズアクアリウム 海とあそぶ」

 「展示学」って成り立つのだろうか?この雑誌の内容を見ても、展示そのものよりも展示の内容を来館者にどう伝えるかとかどう共有するかに考え方がシフトしているように思う。それよりも、前にも書いたように「展示」という行為に対する自覚みたいなものがあまり感じられないというのも「学」としての体裁を整えるにはマズいのではないだろうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『DOME』83号

特集・全国のおもしろ「カタログ+セルフガイド+ドキュメント+広報」大集合
 岡山県立美術館/萬鉄五郎記念美術館/神奈川県西部地域ミュージアムズ連絡会/せんだいメディアテーク/宇都宮美術館/山口県立美術館/福岡県立美術館/水戸芸術館現代美術センター/独立行政法人国立西洋美術館/金沢21世紀美術館/大阪市立近代美術館建設準備室/和歌山県立近代美術館/埼玉県立近代美術館+NPO芸術資源開発機構/大原美術館/MIHO MUSEUM/よこはま動物園ズーラシア

ミュージアムグッズ05 まだ白いフィールドノートの可能性
ドーム・ブックレビュー57 『今、地域メセナが面白い』、『ゲルハルト・リヒター 写真論/絵画論』、『古代日本 文字の来た道』、『博物館学Q&A』、『芸術療法入門』
ワンポイントミュージアム83 香川泰男美術館
語ローグ17 「小山田徹:しあわせのしわよせ」展 漫画家・滝田ゆうの視線とのコラボレーション

 特集は面白いんだけど、美術館ばかり。博物館系はこういうのが苦手なのか?
 次号では新設「山梨県立博物館」の特集だとか。私はまだ見ていないけど、結構展示の評判は二極化傾向にあるよう。ところで、この博物館の運営にはこの雑誌の編集長が主催しているNPOが深く関わっているわけで、そのあたり客観性という面ではどうなんでしょう。書評欄に館長監修の本を取り上げているのも渋い!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

月刊『ミュゼ』73号

特集:今こそ、文化が汗をかくとき-第三創業期をゆく大原美術館-
JOURNAL POCKETS(九州国立博物館/三井記念美術館/岡山市デジタルミュージアム/長崎県美術館)/ミュージアムボランティアメッセ2005/「科学教育連携シンポジウム2005」開催/ギャラリーリタラシーを育む3/自然探検プログラム「森の調査隊」のわけ/過去と未来をつなぐ科学館体験/守れるか古墳壁画-イタリアに学ぶ/etc.

 相変わらず無邪気な編集後記。地元の人の発言とはいえ、活字にしてしまうのはどうかと(言い回しを変えればよかったのに)。国立博物館以外は「文化」じゃないのかと天の邪鬼な私。
 常設展示とアジッパは面白かっただろうなと思うが、「美の国日本」の会場で普段ミュージアムに行かない人がどのような感慨を抱いたかは気になるところだ(1ヶ月40万という数字はそういった人がかなり含まれていることを示しているわけだし)。
 このエントリを書くに際して、前号(72号)の記事を参考にしようと思ったら、書き忘れていた。オマケに雑誌自体がゆくへ不明。早く探さないと。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『LR Returns』5号

梁井 朗/札幌・モエレ沼公園に対して注文したい二,三の事柄
村田早苗/〈はまとり〉って呼ぼう
加瀬武守/福岡アジア美術トリエンナーレ2005
新連載
池田孔介/ ここで、ものを、みるということ。(1) 「ANOTHER EXPO」展、遅ればせながらの返信として
アート・スタディーズ「20世紀日本建築・美術の名品はどこにある?」第三回1945年(~54年) テーマ 大日本帝国の敗戦と建築・美術
比田井和子/書の二十世紀 書芸術の本質 比田井南谷《電のバリエーション》の源を探る
白川昌生/美術と公共-公共圏をめぐって(5)
新連載
開発好明/開発くんがゆく ドイツ編(1)
立花義彰/台湾徘徊記(2)
加瀬武守/福岡発「しまげい勉強会」リポート アイランドシティに文化・芸術は息づくか(2)
竹久侑/アート・スポンサーシップ 企業と芸術の相互利益関係の構築に向けて

 母校の研究室からの便りに学部生のゼミ旅行の報告が掲載されていた。石川方面を巡ったことが記されており、金沢市内でも一定の時間を過ごしたようだ。それを見て「せっかく、金沢行ったんなら〈まるびぃ〉のぞきゃいいのに」と偉そうに思ったのだが、本誌を読んで福岡アジア美術館に寄らなかった自分も同じようなもんだなと反省(レビューを見ると面白そうだったし、鴻臚館の後市博をパスしたら行けたかも)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

月刊『あいだ』118号

内容
栃木県立美術館「前衛の女性1950-1975」展を見て
フェミニズム表現の先見性と「前衛」概念の再考/北原恵、宝の山に出会う/深澤純子、作家の前衛性を考える/山口泰二、「超少女」の責任/北村純子
「前衛の女性」展の余白に
みんな元気が良かった-60年代のアート・シーンから/田村敦子
《特別連載/資料集成》3 戦争に征った画家たち/飯野正仁:編、あいだのすみっこ不定期漫遊連載37 Anchi'io son'pittore! 余もまた画家なり、ぼくかて画家です-黒田重太郎覚書(上)/稲賀繁美、《連載》日本実験映像史29 EXPO'70 日本万国博覧会/西村智宏

 やはり見ていない展覧会を元にした記事や普段の関心から遠い話題というのは読んでいてもよく分からない。しかし、この雑誌を購読している目的のひとつが「世の中にはよく分からないことが多くある」と言うことを確認するためだから、それはそれでいいのだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『考古学雑誌』第89-2号

論説・報告
沼澤 豊/前方後円墳の墳丘規格に関する研究(上)
福島雅儀/古代金属装鉄刀の年代
資料紹介
清水竜太・風間栄一/長野県浅川端遺跡出土の馬形帯鉤
彙報
受贈交換図書

 奥付とはズレがあるものの、2ヶ月続けての刊行となった。今号から3号続けて掲載される大部の論文があるため、編集がスムースに行われたのだろうか。
ともあれ、完結してから読んでみよう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『考古学研究』52巻2号

展望
福岡県内市町村による装飾古墳の同時公開/嶋田光一・丸林禎彦
イタスケ古墳保存運動50周年記念 文化財保存全国協議会第36回堺大会への参加記/小笠原好彦・中野 萌

考古学研究会第51回総会記念講演・研究報告(上)
Archeology,colonialism and material culture/Chris Gosden
貝交易からみた異文化接触-温帯と亜熱帯の接触-/木下尚子
北方社会と交易-オホーツク文化を中心に-/臼杵 勲

論文
玄武岩のアトリエ-米領サモア・ツツイラ島における石斧製作址の分析-/石村 智・David J. Addison
古代エジプトにおける初期鉄器/関廣尚世

書評 高橋克範著『本州島東北部の弥生社会誌』、埼玉県上尾市教育委員会編『殿山遺跡 先土器時代遺跡群の保管・活用のための整理報告書』
新刊紹介 勅使河原彰著『歴史教科書は古代をどう描いてきたか』
エッセイ・考古学との対話 考古学周辺者のたわごと
考古学の新地平 パブリック考古学最前線(2)
日本の遺跡・世界の遺跡 島根県西谷墳墓群 シリア テル・タバン遺跡
会員通信

 合宿続きでアップが遅れた。弥生時代の大陸と列島の関係を考えると「同じ文化的環境のコロニアリズム」にも「中立的なコロニアリズム」にも当てはまらないような気がする。もちろん、「Terra Nullius(空白地)」モデルでもしっくり来ないし、なかなか汎用性の高い理論を構築するのは難しいものだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『DOME』82号

特集:東博変わった?東博変わった!目に見える変化のラッシュ。合い言葉は「観客のために!」

ミュージアムグッズ04 見えない時間に思いを馳せて-ミュージアムを感じるCD
ボクの気まぐれピクニック03 ブリコな人が住む、ブリコな夢のまち 国立民族学博物館の特別展
ワンポイントミュージアム82 台東区立朝倉彫塑館
語ローグ16 『かえるがいる-大原美術館教育普及活動この10年の歩み1993-2002

 特集は大きく変化した東博。各セクションの担当者である4人に対するインタビューで構成されている。春に久しぶりに訪れた東博はかなり印象が違っていたが、組織からして大きく変わったようだ。滅多に行く機会がないので普段の活動については判らないことも多いのだが、情報の出し方(HP)が気に入っている(余計なプラグインもなく、展示室に今何が並んでいるかがよく分かる)。
 ここでも「きのうよりワクワクしてきた」が取り上げられている。やはり、この展覧会は今年度もっとも注目されたと言うことなのだろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

月刊『あいだ』117号

内容
展覧会はいつまで可能か?/田中正之、《短期連載》批評の英雄時代-『美術批評』(1952-1957)誌における現代美術批評の成立[最終回]/光田由里、《インタヴュー》『美術批評』のこと-西巻興三郎氏に聞く/聞き手=光田由里、《特別連載/資料集成》2 戦争に征った画家たち/飯野正仁:編、《資料紹介》美術活動と博物館普及活動と-柴川敏之式二刀流 「2000年後の冒険ミュージアム」を記録集に読む/編集部

 国立美術館の展覧会事情が伺われる巻頭エッセイが興味深い。大規模展の予算が展覧会担当者には判らないというあたりが地方博物館の展覧会とは大違いであった(美術館はそうなのかも知れないが)。
 柴川氏の記録集がここでも紹介されている。『DOOM』・『ミュゼ』も含め、希望者に配布するということが告知されているが、出足が鈍いのだろうか?それとも、美術関係者にとっては普及活動の報告書は興味がないのか?ガテン系に情報をリリースしたらすぐに無くなりそうな気もするのだが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『考古学雑誌』第89-1号

論説・報告
 森下章司/前期古墳副葬品の組合せ
 土田純子/百済有蓋高杯の編年研究
 林 永珍・(訳)白井克也/韓国長鼓墳(前方後円墳)の被葬者と築造背景
彙報
 平成16年度評議員会・第102回総会報告
受贈交換図書

 偶然とはいえ、『古代学研究』に続いて、韓国の前方後円墳に関する論考が掲載されている。こちらの方は、韓国の研究者によるもの。
 謝辞の中に自分の名前を見つけ、ちょっとビックリ。そういえば、職務として資料調査の対応をしたことを思い出す。
 この雑誌も会費が切れたので、早々に振り込まないといけないのだが、彙報の会計報告を眺めていたら、有料会員の数と会費収入が全然あってない(単純に計算すると納付率53%)。独立行政法人化のあおりで、受贈図書も手放すことになったようだし、なかなか大変である。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

月刊『あいだ』116号

内容
この夏・2題-書評:堪木野依『戦争と万博』;山田新一の遺した戦争画資料について/菊畑茂久馬、《特別連載/資料集成》1 戦争に征った画家たち/飯野正仁:編、《連載》日本実験映像史28 「フィルム・アート・フェスティバル東京1969」造反事件/西村智宏、あいだのすみっこ不定期漫遊連載36 漂着物からブリコラージュへ(承前)-<日常の営みから美術館の壁を取り払う:アジアの潜在力を活性化するために>/稲賀繁美

 『LR Returns』とは違った観点からブリコラージュ展を論評したものが掲載された。でも実際のところ、ブリコラージュとブリコラージュアートは全然違ったものだと再認識。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『古代学研究』170号

《論文》
坂 靖/韓国の前方後円墳と埴輪
寺沢 薫/古墳時代開始期の暦年代と伝世鏡論(下)
《論評》
大槻 瓊士/電気技術者から見た放射性炭素年代測定法の問題点
《陵墓委員会報告》
今尾 文昭/宮内庁との陵墓公開交渉'05
《サマーセミナー報告》
山本 三郎/伊予・宇和盆地と松山平野の遺跡を訪ねて
《古代学への提言 27》
林 日佐子/公立博物館の将来

 放射性炭素年代測定法に関しては相変わらず百家争鳴状態だ。積極的賛成派から完全否定派までかなりの幅がある。でも、歴民博の発表以来、AMS法もすっかり分析ビジネスの一つとして定着しているような気がする。ただ、この方法を信じるにしても、較正年代のグラフには傾きがほとんど無くなる期間があるので、そこに当てはまる資料の扱いは難しいんじゃないかと思うのだが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『LR Returns』04

山下里加/『きのうよりワクワクしてきた。』のきょうとあしたを考えてみる
梁井 朗/まなざしの不均衡-北海道でウェブサイトを四年半続けて考えたこと-
新連載 福岡発「しまげい勉強会」リポート
加瀬武守/アイランドシティに文化・芸術は息づくか1
彦坂尚嘉/芸術における「奇想」をめぐって(5)デザインと純粋芸術の違い
林 容子/「The Gates(ザ・ゲーツ)」体験記
クリス トモミ/音楽を奏でよ、音楽祭!
立花義彰/台湾徘徊記(1)
白川昌生/美術と公共-公共圏をめぐって(4)
アート・スタディーズ「20世紀日本建築・美術の名品はどこにある?」 テーマ 朝鮮戦争下の建築と美術
河田明久/香川泰男とその世代

 今回で購読料が切れた。書き手も増えて面白くなり始めたのだが、そんなことよりP35とP38が白紙だ。林さんのエッセイが歯抜け状態。発送前にチェックとかしないのか?この雑誌には前も2行抜けとかあったし、発行の遅れ以前に出来上がりのチェックをちゃんとして欲しい。

続きを読む "『LR Returns』04"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『DOME』81号

特集 美術史学会東支部大会シンポジウム
美術館・博物館の新たな公共性を求めて-指定管理者制度・NPO・地域社会

ミュージアムグッズ03 チョコが伝えるデジタル通信
ボクの気まぐれピクニック02 子どもたちって、こんなふうに夢中になってものを作る生き物だったんだな
ワンポイントミュージアム81 国際子ども図書館
語ローグ15 『2000年後の冒険ミュージアム』

 4月に行われたシンポの特集。第1回のシンポを取り上げた75号を紹介した時にも書いたが、美術史学会としてはシンポの記録集は作らないのだろうか?ともあれ、ほぼ完全収録と言うことなので、ありがたいことは確かである。
 月刊「ミュゼ」で紹介されていた記録集がここでも取り上げられている。私も入手はしたのだが、職場に送ってもらったので、未見。申し込み方法の記述はDOMEの方がわかりやすい。

今週の音源(8/1から8/5)
MUTIILATION / Rattenkonig(2004)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

月刊『あいだ』115号

内容
戦争体験を背負った美術家-追悼:水谷勇夫さん/三頭谷鷹史、《要旨紹介》提言:評価と経営の確立に向けて/静岡県立美術館評価委員会(2005年3月)、《短期連載》批評の英雄時代-『美術批評』(1952-1957)誌における現代美術批評の成立[6]/光田由里、《ROUND TABLE 2005》、須賀野チイさんとの出会い/望月良枝、あいだのすみっこ不定期漫遊連載35 アジアの潜在力-<舟>としての島々と母胎としての海/稲賀繁美、《連載》日本実験映像史27 「EXPOSE 1968」と「クロス・トーク/インターメディア」/西村智宏
 
 静岡県立美術館評価委員会の報告が紹介されている。この報告の新しいところは、設置者の責任も明確に指摘している点にある。行政組織はハコを作る理由をひねり出すのは得意だが、基本的に「経営」には疎い。美術館の問題は現場の努力だけでは解決しないことが行政の上層部にも理解されると良いのだが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『月刊ミュゼ』71号

特集:友の会コミュニティはミュージアムを変えていくのか
 〈聞いてなるほど、大阪市立自然史博物館友の会とNPO法人大阪自然史センター〉、〈自然史系博物館友の会コミュニティ簿〉
新・企業ミュージアムレポート:印刷博物館/ギャラリーリタラシーを育む/130年前の日本人留学生を訪ねて/被災地にあって博物館は被災者の”心の足し”を満たせるか/「ミュージアムマネージメント」セミナー/守れるか古墳壁画-壁画の劣化と解体修理/etc.

 この雑誌の編集方針なのかも知れないが、ボランティアとか友の会の特集記事がどうも「自然系」博物館に偏っているのは気のせいだろうか?。個別の館の記事では確かに歴史系・美術系を取り上げるのだが、全般的な話になると、どうも易きに流れているような気がする。
 前にこの雑誌の編集長の「ボランティア」に関するエッセイを読んだことがあるが、そこでも自然系博物館での状況だけを捉えて、「ミュージアム業界ではボランティアが定着しており、ボランティアバブルなんて言わせない」と結んでいたが、まだバブルにもなってないんちゃうんというのが正直なところだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『考古学研究』52-1(205)号

論文
経済モデルから見た前方後円墳の分布/新納 泉
山陽道・山陰道における平城宮系瓦の展開/梶原義実
魚類とアザラシからヒツジとウシへ/トーマス・デルベルガー、ゼーンケ・ハルツ、ハラルト・リュプケ(訳:工藤雄一郎)

展望
 イタスケ古墳保存運動から50年、文化財保護をめぐる若干の問題、教育基本法「改正」で考古学はどこへ行く、文化財としての古人骨、変容期にある考古学への懸念)

座談会・これからの埋蔵文化財行政を考える(6)

書評 クリス・ゴスデン『考古学とコロニアリズム』

新刊紹介 コリン・レンフリュー、ポール・バーン編『考古学-基本概念集-』

エッセイ・考古学との対話 人と「もの」の関連づけ

考古学の新地平 パブリック考古学最前線(1)

地域情報 滋賀だより 紫香楽宮をめぐる彷徨-拾われた三本の柱根-

日本の遺跡・世界の遺跡 富山県打出遺跡、フランス カステル・ダラジウ遺跡

考古学研究会第51回総会報告、会員つうしん

 今年度の第1号、会費払いました。まだ、論文類はちゃんと読んでないのですが、紹介されていた英書を衝動買いしました(アマゾンで買ったら注文の二日後に届いた)。それはともかく、目次とはいっても原書を紹介する際は原題を掲示した方が良いのではと感じました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『展示学』39

研究論文
 PDAを使用した作品鑑賞ガイドのデザイン/伏見清香・奥村和則・入部百合絵・茂登山清文
研究ノート
 杉九小学校お宝探検隊/長澤信夫
展示学の眼
「行動展示」で動物の魅力を引き出す-旭山動物園の展示
  旭山動物園の取り組み-マリンランド計画-/小菅正夫
  旭山動物園考「旭山動物園の魅力を探る」/北村彰
 人道支援の大切さを伝える上で「展示」に何ができるか-愛・地球博 国際赤十字・赤新月パビリオン/洪恒夫
制作報告
 神戸市立須磨離宮公園「月見の宴」における「秋の七草」展示-植物文化の理解に向けて/河田俊郎
 インスタントラーメン発明記念館の[再生]/安藤敏博
 国立科学博物館 新館2期/草刈清人・稲垣博・高橋久弥
海外情報
 ウィーンとアムステルダムの展示施設/橋本和子
最近の展示
 瀬戸日本館、長久手愛知県館・瀬戸愛知県館、グローバル・ハウス、ワンダーホイール展・覧・車、岐阜市歴史博物館(リニューアル)、中部国際空港(セントレア)スカイタウン、萩博物館
活動レポート
交流視察研究会 報告「身近な自然を読む」その5-営みのけしき:景色・気色・化色/野崎悠子、幡野由夏
資料紹介
現代語訳『特命全権大使 米欧回覧実記』

 何かと話題の旭山動物園の記事が興味深い。また、学校での民俗資料の活用に関する研究ノートも考えさせられる点があった。生き物は動いてくれるので「身近」でなくても間が持つが、民俗資料ですら身近ではなくなった現在、考古資料を身近に感じて貰うというのはまあ絶望的であろう(大阪歴史博物館紀要の創刊号にレポートが掲載されていた)。逆説的に「身近ではない」というところから始める工夫が必要なのだろうが、考える方にとっては飯のタネゆえ、「身近ではない」というスタンスを想像することがなかなか出来ないものである(まあ、学芸員がミュージアムに来ない人の状況を推し量る事にも似て)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

月刊『あいだ』114号

内容
日常に錨を降ろして-「愛と孤独、そして笑い」を絶やさないために/松永康、《麻子のアートな日々》今週も深夜バスに乗って・・/鈴木麻子、《短期連載》批評の英雄時代-『美術批評』(1952-1957)誌における現代美術批評の成立[5]/光田由里、《ROUND TABLE 2005》、あいだのすみっこ不定期漫遊連載34 戦争画と平和画のあいだ-歴史のなかの絵画作品の運命:丸木位里・俊夫妻「原爆の図」再考[下]/稲賀繁美、《連載》日本実験映像史26 万博破壊共闘派とインターメディア/西村智宏、《海外思潮》50年前はこうではなかった-ミドルブラウ・カルチュアの衰退/編集部

 展覧会は学芸員の表現(作品)ということは判っているつもりでも、一人の学芸員を追いかけるような展覧会の見方はしていないなぁと自省。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『LR Returns』03

特集:アート・スタディーズ「20世紀日本建築・美術の名品はどこにある?」
 米山勇/スカイハウス菊竹清訓の50~60年代と丹下健三
 平井章一/元永定正の《作品(水)》、村上三郎《空》など初期「具体」の[新しさ]について

白川昌生/美術と公共-公共圏をめぐって(3)
クリス トモミ/DIONISIACな散らかし系アート展
彦坂尚嘉/芸術における「奇想」をめぐって(4)視覚の下に広がる言語領域

 シンポジウムの記事が気になったので、ちょっと検索。ディレクターの彦坂氏によるアート・スタディーズのブログを見つける。結構、面白い。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『DOME』80号

特集」まちはミュージアム! 初夏の東京観光文学散歩
 歌を詠み、小説を書き、駄菓子屋さんを営み、恋をした一葉さん奮闘記/みんないっせいに、「なるほどねー」という顔をする/朔太郎の詩を読んで感動した芥川が、寝間着のまま駆けつけて/池波正太郎が描いた江戸を堪能して、おいしい洋食屋さんで舌鼓
ミュージアムグッズ02 ポーラ美術館の「ポラカード」は、ちょっと謎めいたおみくじ
ワンポイントミュージアム80 文京区立鴎外記念本郷図書館鴎外記念室
語ローグ14 『リトル・ボーイ-爆発する日本のサブカルチャー・アート』

 『リトルボーイ』どうしよう。ダイコンフィルムが妙に郷愁を誘う。本誌の内容とは関係ないが、編集長がやっているメーリングリストでも「関S連・ダイコン・ゼネプロ・ガイナックス」をめぐる話題が交わされた時期があった。でも、ダイコンフィルムをめぐるお話のなかでは「ダイコンアニメ」(それもDAICON4だけ)が取りざたされて、「ウルトラマン」は出てきても、「怪傑ノーテンキ」とか「愛国戦隊大日本」が欠落しているような気がする。いくらスーパーフラットと言っても、全てを包括するというワケではないのだろう。TOCON8会場で捨てられようとした大日本ロボの盾を貰い受け、ガイナックスの創立5周年だかのイベントまで保管していた身としては少々気になる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『古代学研究』169

《論文》
寺沢 薫/古墳時代開始期の暦年代と伝世鏡論(上)
樋上 昇/木製品専業工人の出現と展開(下)-伊勢湾周辺地域における木製品の生産と流通をめぐって-
《研究ノート》
一瀬和夫/河内平野の変遷に関する覚書-北半の旧石器から古代像-
《資料紹介》
西本和哉/丁瓢塚古墳採集の壺型土器
《特集 地震の考古学 32》-大分県-
高橋 徹/大分県の遺跡における地震痕跡
《陵墓見学報告》
山本三郎/兵庫県篠山市雲部車塚古墳(雲部陵墓参考地)
《2005ウインターセミナー報告》
奥田 尚/「一須賀古墳群・平石古墳群の見学」に参加して
《例会記録》
清水真一/2004年度・古代学研究会例会記録
《古代学への提言 26》
菅谷 文則/埋蔵文化財と職員の仕事

 前号に引き続いて、今号も長編論文が掲載されている。次号でどうケリをつけるのかが楽しみではある。しかし、年をとってきたせいか、ポイント数の小さいB5版横書2段組を読むのがつらくなってきた。この雑誌も今号で購読料切れ、購読継続の手続きをしないと。

b.g.m.:TYRANT / Grimoires(2005)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

月刊『あいだ』113号

われわれの歴史は、《前衛美術》を無視できるほどに豊かであろうか-桂川寛『廃墟の前衛』を読んで/門田秀雄、「外部」との架橋へ-美術史学会東支部シンポジウム「美術館・博物館の新たなる公共性を求めて-指定管理者制度・NPO・地域社会」傍聴記/木方幹人、《旅する表現ノート》2 Blood and Sweat with Tears/井上廣子、《追悼》岡本敏子さんとの思い出/窪田修、《短期連載》批評の英雄時代-『美術批評』(1952-1957)誌における現代美術批評の成立[4]/光田由里、《インタヴュー》『美術批評の時代』-中原佑介氏に聞く/聞き手=光田由里、《ROUND TABLE 2005》、あいだのすみっこ不定期漫遊連載33 戦争画と平和画のあいだ-歴史のなかの絵画作品の運命:丸木位里・俊夫妻「原爆の図」再考[上]/稲賀繁美

美術史学会のシンポの記事が読めてうれしい。ただ、傍聴記というのものは傍聴者の関心の持ち方で論調がかなり変わってくるもの確かだ。不定期漫遊連載というだけあって、いきなりテーマが変わったのに少し驚く。
 購読期間終了。ということで、二十日以内に購読継続の手続きをしないといけない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『月刊ミュゼ』70

特集:続・どうかわるミュージアムと指定管理者制度(アクティオ(株)、サントリーパブリシティサービス(株)、文環研所長)/新・企業ミュージアムレポート(HOUSE OF SHISEIDO)/大気の都市のミュージアム/江戸東京たてもの園特別展&イベント「原っぱ-夕暮れまで遊んだころ-」/川崎市民ミュージアムは、生まれ変わる/自己点検支援ワークショップ実施報告/守れるか壁画古墳-法隆寺と高松塚-、等

 長崎歴史文化博物館の学芸員は1年契約との報道もあったが、実際はどうなるのだろう。展示の企画にして1年スパンじゃきついだろうし、その基礎となる資料整理とかは1年というスパンでうまく区切れるとは思えないのだが。もっとも、この施設が引き継ぐ資料群が公立館の通例に関して使える状態の資料整理・台帳化が終わっているなら別だろうが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『考古学雑誌』第88-4号

論説・報告
 鹿又喜隆/細石刃の装着法と使用法-荒屋遺跡・タチカルシュナイ第Ⅴ遺跡C地点出土資料の分析から-
 鈴木克彦/門前式土器様式の編年学的研究-門前様式の再構築と細分指標-
資料紹介
 福田哲也・松葉和也/三重県松阪市宝塚1号墳出土の船形埴輪

 縄文屋さんと弥生屋さんとは「様式」の意味が違うように思える。というか、縄文屋さんで「様式」を使っているのを久しぶりに見た気がする。
 概報も出ている埴輪の資料紹介、今さら何でなんだろう。概報には図が載せられていないのか、それとも本報告が出る見込みがないのだろうか。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

『考古学研究』51-4(204)号

考古学研究会第51回総会講演・研究報告要旨
 クリス・ゴスデン/考古学、植民地主義と物質文化
 木下尚子/貝交易からみた異文化接触-温帯と亜熱帯の接触-
 菱田哲郎/古代日本における仏教の普及-仏法僧の交易をめぐって-
 池谷信之/「海の黒曜石」から「山の黒曜石」へ-見高段間遺跡の消長と黒曜石交易-
 臼杵 勲/北方社会と交易-オホーツク文化を中心に-

論文
冨井 眞/遺物型式学的編年の論理と西日本磨消縄文土器
岩本 崇/三角縁神獣鏡の終焉
草原孝典/中世前期における手工業生産者の存在形態
秋山進午/中国土器始源
研究ノート
重見 泰/7世紀前後における新羅土器「有蓋高杯」の形態変化

展望、日本の遺跡・世界の遺跡。書評、エッセイ・考古学との対話「進化心理学と考古学」、考古学と進化論(4)

 今月末に開催される総会の発表要旨も含め盛りだくさんの内容です。総会には行けそうにもないので、総会報告が掲載されるのを楽しみにしておこう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『DOME』79

特集:こうあるべきだのミュージアム像から、少し離れて
 宮崎県立美術館の10年/静岡県立美術館の「ロダン体操」って、知ってる?/宮崎県立美術館ユニークな鑑賞研究
DOMEインタビュー
 子どもたちとアーティストの出会いの場をプロデュース(堤康彦)
ワンポイントミュージアム79
 清水すしミュージアム+ちびまる子ちゃんランド+清水おもちゃ博物館+清水サッカーミュージアム
語ローグ13 『偶然の揺れ幅-その出来事の地平』

 DOME的「こうあって欲しいミュージアム像」が背景に感じられる特集。でも、この像は美術史系学芸員にとっては取っつきがたいものなのかも。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『古代学研究』168

《論文》
樋上 昇/木製品専業工人の出現と展開(上)-伊勢湾周辺地域における木製品の生産と流通をめぐって-
伊藤正人/顔の輪廻-土偶と土面の西東-
《調査報告(翻訳)》
劉 銀植(約:坂 靖)/ロシア沿海州ブロチカ遺跡発掘調査概報
《研究ノート》
柳田康雄/佐賀県本行遺跡鋳型再考
《論評》
櫃本誠一/朝来郡和田山町出土の銅鋺について-小栗明彦「近畿地方出土の銅鋺について」を読んで-
《古代学への提言 25》
山本三郎/古墳築造の背景のひとつ

 ただいま読書中。同窓会で目撃した遣り取りの経緯がようやく判る。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『月刊ミュゼ』69

特集:これはコミュニケーション-今、サイエンス・ミュージアムの求めるもの(静岡科学館、国立科学博物館、日本科学未来館、etc.)/東京美景/キャリアデザインと学校教育/大きな成果を収めたミュージアムパークでの自己点検支援ワークショップ、守れるか壁画古墳-法隆寺と高松塚-、等

 近くにも科学館があって、今号で紹介されている館ほど先進的ではないが、仔虎と仔龍にはそこそこ楽しいらしい。まあ、「大人も楽しめる」っていうのが普通のところと流行っているところとの差かも知れない。
 イベントの案内で美術史学会のシンポ「美術館・博物館の新たなる公共性を求めて」が紹介されていた。これは昨年に行われた「美術館・博物館はなぜ必要か?」というシンポを受けて開催されるということだが、昨年のシンポが一応全国レベルでの開催だったのに対して、今回のは美術史学会東支部大会となっている。この手の話題は「東高西低」なのかね、やっぱり(他のシンポも東の方ばかりだし)。

 うちの業界団体でも、本部のある東の方は「指定管理者制度」を気にしていて、県下の状況についてアンケートに答えないと行けないのだが、芦屋市美術博物館以外に直営を止めそうなところがないかチェックしないと。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

『LR Returns』02

特集「工芸と現代美術」;連続トークComplex[複合体]・ドキュメント
内容
橋本真之・尹煕倉・提髪明男/連続トークComplex[複合体]-工芸と現代美術-第1回 増殖と領域-場へのかかわり-
彦坂尚嘉/芸術における「奇想」をめぐって(3) 芸術作品の《非合法性》
クリス トモミ/浮かれた世界-l'images du Monde Flottant-
田中信行・中村康平・北澤憲昭/連続トークComplex[複合体]-工芸と現代美術-第3回 物質と精神-技術的想像力の彼岸-
白川昌生/美術と公共-公共圏をめぐって(2)

 全然関係ない分野の雑誌でも、何となく気になることが書いてあったりする。今号を読んで、作品を見てみたいアーティスト(兵庫県出身)ができた。
 そのアーティストの展覧会歴をチェックするると、面白そうなcafe & book shopがあることが判った。大阪だからそのうち行ってみよう。
 その続きで世界のタイル博物館にたどり着くと、そこには「八木美知依 筝コンサート」の文字が・・。雑誌でしか見たこと無いけど、綺麗で格好いい人。実物を見たい(KOCOOのCDは持っているけどソロの音源は持ってないし)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『あいだ』110号

内容
《短期連載》批評の英雄時代-『美術批評』(1952-1957)誌における現代美術批評の成立[1]/光田由里、『美術批評』とその周辺/瀬木慎一、『美術批評』主要目次/編:編集部、一本の糸から民族衣装を作る-在日韓国人としての私の制作/呉夏枝、内科画廊展その後-平田実さんの写真/宮田有香、《連載インタヴュー》病膏肓本の虫-『一寸』同人紳士録最終回 森 仁史氏の巻/丹尾安典、《連載》日本実験映像史23 フルクサス・フィルムとオノ・ヨーコ/西村智弘、《貴賓席》『北越雪譜』の挿図代-稲賀繁美さま/瀬木慎一、《話題》「パフォーマンス」って政界用語かと思ったら/編集部

 先日の「クローズアップ現代」が《話題》で触れられているのだが、入館者数を立地との絡みだけで語るという思考停止気味の反応でちょっと幻滅。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『DOME』78

 ある意味、この雑誌のトーンは明るい。業界自体が冬の時代といわれているので、業界誌まで暗いとやりきれないのかもしれない。でも、特集記事を読んでいると「希望的観測」ともとれる部分があって、現実と希望のバランスを取るのは難しいと思う。

特集「住民や利用者とともに育つ、やわらかな公共施設」
 石ノ森萬画館と石巻市マンガロード/南芦屋浜コミュニティ&アートプロジェクト6年間の軌跡、せんだいメディアテーク
特別インタビュー 山梨県立美術館 島田紀夫館長
ワンポイントミュージアム78 弘前市郷土文学館
語ローグ12 『ミュージアム・シティ・プロジェクト1990-200X』

| | コメント (0) | トラックバック (0)

月刊『あいだ』109号

内容
 「日本の美術批評のあり方」とは?-美術批評家連盟50周年記念シンポジウム傍聴記[続]/黒川典是、《旅する表現ノート》1 さまざまな風に吹かれて/井上廣子、《連載インタヴュー》病い膏肓本の虫-『一寸』同人紳士録7 山田俊幸氏の巻/森仁史、《連載》日本実験映像史 22 アンダーグラウンド映画/西村智弘、あいだのすみっこ不定期漫遊連載31 古傷に宿る光-やきものと彫刻との亀裂に八木一夫を読む/稲賀繁美

 冒頭の記事に触発されたのか、それとも編集上の都合であるのかは判らないが、今号の編集後記は3頁、いつもより飛ばしている感じだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

月刊ミュゼ68

主な記事
 特集:ミュージアムボランティアは成長する/都市の神秘そして神秘の都市無限/あの展覧会はこうしてつくられた/若者がキャリアデザインをはかる博物館-私のしごと館/「博物館の望ましい姿」自己点検ワークショップの開発/「縄文」をキーワードに博学連携プロジェクト/守れるか古墳壁画-海外の壁画保存/名護屋城跡と佐賀県立名護屋城博物館の日韓交流、etc.

 特集記事は面白かった。写真だけだが少し関わりのあるグループが紹介されていた。

 「雇用保険積立金の無駄遣い」の結果生まれた施設もこんな風に紹介されると意義深く思えるから不思議だ。ただ、よく読んだら設置目的が全く達成されていないことがよく判るのだが。

 名護屋城博物館の記事を読んでいて、かってここの館長が「学芸員とはサービス業である」と言いきっていたインタビューも思い出した。今回の特集記事は「ミュージアムボランティア」なのだが、この館は「解説ボランティア不要」論を標榜していたはずなので何だが皮肉。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

月刊『あいだ』108号

内容
 「日本の美術批評のあり方」とは?-美術批評家連盟50周年記念シンポジウム傍聴記/黒川典是、《備忘録》今も原点を示す瀧口修造の美術館観/編集部、私立美術館のありかたを考える-白鶴美術館講演会「京阪神、数寄者の美術館」とその後の意見交流に寄せて/森理恵、あいだのすみっこ不定期漫遊連載第30回 隣国の小さな宝物箱-金基美術館を訪問する/稲賀繁美、《連載》日本実験映像史 21 フィルム・アンデパンダン/西村智弘、《連載インタヴュー》病い膏肓本の虫-『一寸』同人紳士録6 森登氏の巻/森仁史

 祭りに参加していて、聞けなかった講演会とその後の意見交流会についての記事が嬉しい。それにしても、やはり実際に聞いてみたかったというのが偽らざる感想。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『展示学』38

第23回研究大会特集、制作報告、海外情報、最近の展示など。

 記事の中心は福井県小浜市で開かれた第23回研究大会のレポートで、参加できなかった私には興味深いものばかり。特に「御食国若狭おばま食文化館」に関するやりとりでは、設置者・地元企業・学識経験者のせめぎ合いが表れていて面白い。

 ただ、研究発表や制作報告・最近の展示といった記事を担っているのが基本的に学芸員以外というか「ミュージアム」外部の専門家ばかりというのもバランスが悪い。特に最近の展示とか制作報告は受注・制作会社サイドの作文がほとんどなので、自己肯定的なセールストークに思えてしまう。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『考古学雑誌』第88巻第3号

論説・報告
 斉藤 忠/新羅初期の寺院 興輪寺に関する考察-狩猟文センと立樹双鳥・獅子文彫石に関連して-
 新井 宏/古墳築造企画と代制・結負制の基準尺度
 三宅俊彦/中国窖蔵銭の諸問題-宋・元・明を中心として-

 今回は東アジア関連の論文で占められた感があり、まだちゃんと目を通していません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『DOME』77

特集・ドキュメント
川崎市市民ミュージアム改革の行方
メップで、ダンスを36:「音」の探索を楽しむ夏の一日 きょうの はやまに みみをすます
ワンポイント・ミュージアム 77:松本清張記念館
語ローグ 11「21世紀の出会い 共鳴、ここ・から」等

 5月のシンポでも話題になった川崎市市民ミュージアムの現状をリポート。記事を見る限りでは東の市民ミュージアムは方向性が見えてきたように思われる。一方、西の芦屋美博はどうなっているのだろう。芦屋市のホームページを見ると外部評価で民間活力の導入が必要とされたようだが、イマイチ様子がわからない。館自体は冬季休館(今までもあったのだろうか?)に入るようだ。しかし、美博関係の行政評価を見ていると、外部よりも内部の評価の方が低い。そんなに潰したいのかねぇ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『古代学研究』167

《論文》
 堀 大介/コシ政権の誕生(上)
 壱岐一哉/弥生時代鉄鏃副葬の展開とその特質
《論文(翻訳)》
リ・クヮンフィ(堀田啓一:訳)/高句麗の金属性冠帽と冠帽装飾に対する簡単な考察
《研究ノート》
 濱田延充/U字形板状土製品考
《古代学への提言 24》
 野島 稔/こんなに変わった資料館

 興味のある時代をあつかった論考が載っているのだが、それよりも野島氏による四条畷市立歴史民俗資料館の活動状況に関する紹介記事が興味深かったりする。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

月刊『あいだ』107号

内容
 《美術の「基礎教育」とは?》まず社会に出て行けること-中村政人氏に聞く/藤村克裕、《報告》高嶺 格「木村さん」のこと-横浜美術館の「展示中止」問題/編集部、《連載》日本実験映像史 20 日大新映研と足立正生/西村智弘、あいだのすみっこ不定期漫遊連載第29回 自己懲罰の裁判記録-過程と変奏 アンリ・マティス展より/稲賀繁美、《海外の話題》金に色はついているか?-ドイツの戦犯大富豪の現代美術コレクション/編集部

 『あいだ』でも横浜美術館の問題が取り上げられている。編集部による、館長に対するインタビューが中心。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

月刊『ミュゼ』67号

主な記事
 特集:どう変わるミュージアムと指定管理者制度/都市の無限/学芸員とキャリアデザイン/守れるか古墳壁画/ミュージアムの自己点検プロジェクト、始動する/あの展覧会はこうしてつくられた

 指定管理者制度に関する特集。都周辺や新設館では盛り上がっているのだけれど、その波は地方にまでは及んでいないような気がする(特に博物館)。あと、毛利和雄氏の「守れるか古墳壁画」が他の記事と比べると突出して異質に思える。
 内容とは関係ないが、論者の立場によって「博物館」、「美術館」、「ミュージアム」と主語の表記が変わるのが興味深い。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『LR Returns』01

しいはらのぶひろ/AW-ML上における横浜美術館展示中止問題について
小崎哲哉/横浜美術館の失態
小島順一/横浜美術館展示自粛問題 美術館のリスクマネージメント
アライ=ヒロユキ/強力なイニシアチブと法律アプローチの必要性
村田早苗/「見たくない」権利
渡辺真也/『木村さん』について私が知っている二、三の事柄
以倉 新/《公開中止》をめぐる情報の広がり方への違和感~あるいは、生身の誰かへの想像力の問題
クリス トモミ/ルーブル学院夏期講習の巻
オルタナティヴを超えて/司会:曽我高明、パネリスト:笹岡敬、ロジャー・マクドナルド、開発好明
彦坂 尚嘉/芸術における『奇想』をめぐって(2) 合法的なアーティスト

 AW-ML上で交わされた横浜美術館の展示中止問題に関する特集。最初に掲載されたしいはら氏の論考(p.4下段左端)で以下の文が脱落している。
かれたものを2004年の今上演する意味は何だろうか?夫を
1行丸々脱落しているのだが、校正ミス?。あと、連載のタイトルが微妙に変更されていたりする。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

月刊『あいだ』106号

内容
 「態度のしてのA・B・C」-瑛九の言葉から受け取ったもの/矢野静明、横浜グラフィティの「大量虐殺」に/関本洋司、《海外の話題》醜悪ビルを追放しよう-試みに、ブラック・リストを東京でもつくってみたら?/編集部、《連載》日本実験映像史 19 アニメーション3人の会/西村智弘、《連載インタビュー》病い膏肓 本の虫-『一寸』同人紳士録5 大谷芳久氏の巻/森仁史

編集雑記が面白い。気になって、取り上げられていた読売新聞のコラムも読んでみた。記事は面白かったし、記者の人は続けて狩野派のコラムも書いてる。ただ、ツッコミを入れられている「琳派」の展覧会は当然の事ながら読売新聞の主催じゃないし、記事の掲載日が展覧会の会期を半分以上残した段階というのが素敵だ。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『考古学研究』51-2(202)号

報告
 考古学研究会50周年記念国際シンポジウム
 「文化の多様性と21世紀の考古学」報告
展望
 岩崎紅美/第3回東アジア考古学会参加記
 中野 萌/第35回文化財保存全国協議会八王子大会参加記
論文
 萩原博文/ナイフ形石器文化後半期の集団領域-西北九州を中心に-
 村木 誠/人を序列化するしくみ--
 寺村裕史/円筒埴輪列の変遷とその意義
 田中由理/f字形鏡板付轡の規格性とその背景
考古学の新地平
 考古学と進化論(2)
日本の遺跡・世界の遺跡
 東京都武蔵府中熊野神社古墳
 ヴェトナムバーディン皇城遺跡
新刊紹介
会員つうしん

 今号は関心のあるテーマの報告・論考が掲載されていた。
 表紙に載せられた各論考のタイトルでは、デザイン上の要請からサブタイトルが省略されている。まあ、内側に目次があるから良いと言うことなんだろうけど、それならいっそ「特集」なんかがある場合を除いて、表紙には論考のタイトルを載せんでもええやんと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

國華

 ようやく、秋の気配が濃厚になってきた。秋と言えば、芸術とか読書という言葉が身近になるのだが、今回は両者に兼ね備えた雑誌の話(食玩の記事が続いたことでもあるし)。

 世の中には専門誌というのがあって、学会とか研究会などが出しているものは書店の店頭に並ぶことがほとんどない。出版社から発行されているものでも専門性が高ければ、店頭で見かけないものがある。そして、専門誌は時として滑稽なまでに形式を尊ぶ。前の職場にいた時に知った『國華』はその典型であるように思う。

 『國華』は國華社が編集、朝日新聞社が発売しているA3判の東洋・日本美術の専門誌で、岡倉天心によって創刊され、100年以上、1300余号の歴史を誇る。価格も4600円、6500円と破格である。
 さて、この雑誌で遵守されている形式とは何かというと、「旧漢字・旧仮名遣い」である。この雑誌の掲載論文はすべて旧漢字・旧仮名遣いに統一されている(文体は文語調ではない)。執筆者には私より若い方もいらっしゃるので、同僚に「どうなってるん」と聞いたところ、「執筆者の原稿を編集者が旧漢字・旧仮名遣いにリライトしているのでは」ということであった。でも、そこまでして旧漢字・旧仮名遣いこだわるのはどうしてであろうか?美術史的権威の象徴ともいえる雑誌ゆえ、格調高さを保持することに全力を尽くされているのかもしれない。
 ただ、1272号には十日町市博物館蔵の深鉢形土器(新潟県笹山遺跡出土)が巻頭図版で紹介されたり、第108編は表紙に「長野県茅野市棚畑遺跡出土の大形土偶」が採用される等、僅かながら変化の兆しが見られる。美術館・博物館の存在が自明でなくなりつつある今、同誌も変化を強いられる時代がそこまで来ているのかもしれない。

ちょっと蛇足:別の雑誌(『日本の美術』至文堂)でも「原始・古代住居の復元」とか「環境考古学」という特集号が出ていて、同僚の美術系学芸員が「これは美術じゃないだろう」と言っていたのを思い出した。まあ、もっともな意見で、これに比べたら縄文土器や土偶の方がよっぽど美術品ではある。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『DOME』76号

特集1:フツーのことを、いつでもきちんと
特集2:歴博変わった?歴博変わった!
メップで、ダンスを36:だれでも、かんたん、わいわいものづくり-千葉県立美術館のワークショップ
ワンポイント・ミュージアム 76:メタルアートミュージアム光の谷
語ローグ 10「イリヤ&エミリア・カバコフ 私たちの場所はどこ?」

 楽しみにしていた特集(ボランティアメッセシンポ)が突然の掲載中止。別の媒体で発表されるのだろうか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

月刊『あいだ』105号

内容
 「つくること」の復権を-「図工」教育の現場から見えてくるもの/古川勝紀、シンポジウム報告<「戦争・表象・ジェンダー」の研究史と今後の展望>/山崎明子、デモとしての展覧会-横浜「NO WAR」展のこと/池田龍雄、《再録》芦屋市立美術博物館のこれからについての話し合いの報告、《話題》「台湾・金門島トーチカ芸術館-18の個展」を見に行ってきました/伊藤忍、《連載インタビュー》病い膏肓 本の虫-『一寸』同人紳士録4 岩切信一郎の巻/森仁史、《展覧会》「たかが雑誌」の豊饒さよ-うらわ美術館「創刊号のパノラマ」展/編集部、あいだのすみっこ不定期漫遊連載第28回 歴史の珍品とその命運-新発見の日独合作フィルム『武士道』/稲賀繁美、《連載》日本実験映像史 18 「エトセトラとジャズの会」と「ジャズ映画実験室」/西村智弘

 芦屋市立美術博物館問題はいったいどうなっているのだろう?でも、編集後記にあるように”市当局は「具象」をおすすめ?”なんて皮肉っている時は過ぎ去ったような気がする。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

LR Returns 00

 休刊前の『LR』は手に取ったこともなかったのですが(と言うより存在自体を知らなかったという方が正しい)、ネット上で公開されていた文章が興味深かったので、復刊を機に年間購読を申し込んでみました(00号が無料というのにも惹かれて)。

彦坂 尚嘉/芸術における奇想をめぐって(1) アートは退化であるのか?
白川 昌生/負け犬はどこにいる
クリス トモミ/流行りの映像作品、嫌いじゃないのに好きになれないのはなぜ?
服部 正/「手で見る造形」展雑感
福本 拓哉/「アートマネージメントとの出逢い、ニューヨークへ」-「アーティスト・スペース(Artists Space)編」-
大橋 浩美/美術館の広域的連携の実例-安曇野アートライン(1)-
倉科 勇三/ワークショップのためのワークショップ-目に見えるかたち
白川 昌生/美術と公共-公共圏をめぐって(1)
津村 葉子/「かっこいい」というのはこういうことさ 「武者絵 江戸の英雄大図鑑」展

| | コメント (0) | トラックバック (0)

情報 祭祀考古 第25号

設楽博己/独立棟持柱を持つ大型掘立柱建物の性格
須藤友章/東京都利島村阿豆佐和気命神社境内祭祀遺跡の調査-伊豆島嶼部に於ける中近世祭祀遺跡-
事務局/祭祀遺跡情報(全国新聞情報)

 そういえば、祭祀考古学会にも会費を払っています。大会が奈良であるようですが、時間とれるかなぁ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

月刊ミュゼ66

主な記事
特集リピーターを呼ぶミュージアムショップ&カフェ、レストラン/[ミュージアムの経営]対談:人間の顔もよく見える水族館経営を/斬新さを生かすサイエンス「る・く・る」/川内まごごろ文学館の建設と運営/あの展覧会はこうして、つくられた/若いエデュケーターを育てる

 特集で関西が取り上げられていないのが残念。最近、『DOME』との違いが際だってきたことは読者としては面白い。ミュゼの方が展示業界というかミュージアム関連業界寄りという印象。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

古代学研究 166

《論文》
 穂積裕昌/いわゆる導水施設の性格について-殯所としての可能性の提起-
 堀 大介/コシ政権の誕生(上)
《研究ノート》
 奥田 尚・加藤治樹/バチ川古墳・大原古墳の石材とその採取地
《特集 地震の考古学 31》
 成尾英仁/鹿児島県の地震と遺跡
《陵墓委員会報告》
 今尾文昭/宮内庁との陵墓公開交渉'04
《例会記録》
 清水真一/2003年度・古代学研究会例会記録
《古代学への提言 23》
 森岡秀人/遺跡の個性は地域から発信を

 今回は関心を持っている時代についての論考はなし。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

月刊『あいだ』104号

内容
 「イントレランス」の時代に、お互い応答する-「Borderline Cases 境界線上の女たちへ」を中心に/小勝禮子、《再録》「芦屋市立美術博物館を考えるワーキンググループ」で何が話し合われたか 第3回/編集部、いわせてもらえば「団体美術流通センター」の趣き-建設中の国立新美術館/編集部、《連載》日本実験映像史 17 日大映研とVAN映画科学研究所/西村智弘、あいだのすみっこ不定期漫遊連載第27回 炎の育む金属の水滴が呉須の青い磁肌の表面に結露する-近藤高弘氏の工房探訪/稲賀繁美

 芦屋市立美術博物館を考えるワーキンググループの議事録がWEBで公表された際、発言者の勘違いで組織名を間違っていた個所があったが、掲載されたバージョンでは訂正されている。それでも、兵庫県立有馬富士公園じゃなくて三田市立有馬富士自然学習センターが正解だと思うんだけど、私の勘違いか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

DOME 75号

特集・話題のシンポジウム
「美術館・博物館はなぜ必要か?」ほぼ完全収録
ワンポイント・ミュージアム 75「静岡市立芹沢銈介美術館」
語ローグ 09「百物天真創業工 生人形と松本喜三郎」

 何と言っても特集。別館で触れ、月刊『あいだ』にもリポートが掲載されたシンポの記録がほぼ全頁を使って掲載されている。主催学会から正式な報告書が出るのはいつになるか判らないので、記録集として大変便利。情報に接する「機会の均等」という意味でもいいと思う。

B.G.M.:BUDGIE / In for the kill

| | コメント (0) | トラックバック (0)

月刊『あいだ』103号

 定期購読申し込みのタイミングが103号の刊行と同時だったためか、102号と同時に到着。
内容
 物は夢を見るか-トリスタン・ツァラの両隣り/平井亮一、《再録》「芦屋市立美術博物館を考えるワーキンググループ」で何が話し合われたか 第2回/編集部、キツネはどこに?-川口のお稲荷さんをさがして/広田美穂、《貴賓席》、あいだのすみっこ不定期漫遊連載第26回 尺度をつかさどるのは誰か-フーコーの振り子の傍らで/稲賀繁美

 読者投稿欄(貴賓席)の意見がバランスがとれていると感じる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

月刊『あいだ』102号

 今号から定期購読することにした。月一で年間3600円。発行:『あいだ』の会。
内容
《再録》「芦屋市立美術博物館を考えるワーキンググループ」で何が話し合われたか/編集部、根幹に立つ-シンポジウム「美術館・博物館はなぜ必要か?」報告/森口まどか、美術館博物館の性別役割分業を調べて/森理恵、編集部の本棚から、《連載インタビュー》病い膏肓 本の虫-『一寸』同人紳士録3 金子一夫の巻/森仁史、あいだのすみっこ不定期漫遊連載第25回 名作誕生の舞台裏-江戸時代後期『北越雪譜』出版の顛末から/稲賀繁美、《連載》日本実験映像史16 8ミリ映画のアヴァンギャルド/西村智弘

 別館に感想を書いたシンポのレポートが掲載されている。納得できる点も当然あるけど、やっぱりちゃうなぁと言うところもある。ストレートすぎる意見は自分の首も絞めるような気がするけど、最初から現状肯定では何も始まらんし、頭の痛いとこ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

月刊ミュゼ65

主な記事
特集[ミュージアムの経営]変えた視点、変わった視線;東京都写真美術館、この3年/ボランティア発のネットワーク;ボランティアメッセ2004 つながりあう未来のミュージアム/川内まごごろ文学館の建設と運営/郡山市ふれあい科学館「グローイング・ミュージアム」をめざして

 郡山市ふれあい科学館の記事をみて、うちの県の「歴史文化遺産活用センター」構想と同様の方向性を感じる。でも、郡山市の方が具体化はしているようだ。

 今回の感想:連載枠多い上に記事が盛りだくさんで、少しとっちらかってる。記事ごとに誌面デザインも変わるから余計にそう思うのかも知れない。


tonight's beer:Carlsberg(bottle)

B.G.M.:KING CRIMSON/King Crimson USA(30th Anniv. edition)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

考古学研究51-1(201)

(論文)
今村啓爾/箱根南西山麓先土器時代陥穴の使用方法
飯塚武司/弥生時代の木器生産をめぐる諸問題
金井塚良一/蛇行状鉄器再考
松井和幸/馬鍬の起源と変遷

(研究ノート・展望)
新納 泉/「前方後円墳国家論」私感
椎名慎太郎/分権改革後の遺跡保護行政
山口昌美/考古学の新聞報道のコメントのあり方
西田 茂/ふたたび年代測定値への疑問

書評:三舟隆之著『日本古代地方寺院の成立』
考古学の新地平:考古学と進化論(1)
地域情報:秋田だより
遺跡:福岡県観世音寺/中国 ギョウ城遺跡

※()内はmournbladeによる

| | コメント (0) | トラックバック (0)

考古学雑誌第88巻第2号

論説・報告
 豊島直博/弥生時代における鉄剣の流通と把の地域性
 宮地聡一郎/刻目突帯文土器圏の成立(下)
学史・評伝
 杉山博久/探求に熱心なる人(6)-若林勝邦小伝-
受贈交換図書
追悼 故関野雄名誉会長

 改めて弥生時代の近畿中央部に鉄剣が少ないことを確認。無かったのか、残ってないのかを考古学的に確認するのはきわめて困難である。
 前号が来てから一ヶ月。やけに早いなあと思って奥付を見ると、再び刊行が遅れ気味になっている模様。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

考古学雑誌第88巻第1号

論説・報告
 宮地聡一郎/刻目突帯文土器圏の成立(上)
 中川あや/唐鏡の変遷-盛唐期以降を中心に-
学史・評伝
 杉山博久/探求に熱心なる人(5)-若林勝邦小伝-
彙報、受贈交換図書

 会費払い忘れていました。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

展示学第37号

 研究論文1本、展示学の目(展覧会評)1本、制作報告(展示会社による受託事業の紹介)2本、最近の展示(展覧会短評)10本、活動レポート、資料紹介(書評)、学会記事という構成。
 この雑誌は面白し、参考にはなるんだけど、どことなく違和感がある。書評欄を「資料紹介」と表現するのもだけど、内容そのものが微妙に引っかかる時がある。まあ、内容は極論すると展示業者さんが自分の会社の展示を宣伝したり、これからの展示手法はこれだって言うものなんだけど、表面上は第三者がミュージアムの展示をめぐる文章を載せているという振りをしているからかも。展覧会評をその展示を作った会社がやったらアカンやろうと思うこともあるし。
 しかし、今回研究論文として掲載されている高橋裕「日本史学における歴史表象学の課題」にはずっこけた。「歴史系博物館における展示手法-その歴史と今後の展望-」とかいうタイトルで良かったんじゃないか?博物館での歴史展示の「手法」のみに焦点を当てているわけだし。展示される「歴史」の内容には踏み込まずに「日本史学における」とかいうタイトルはあんまりだと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

買わなかった雑誌

 大阪の本屋で『月刊ギャラリー』6月号というのを見つけた。表紙に「学芸員残酷物語 後編」。15頁ほどの特集で、雑誌の価格は800円。「前編」も確認すべく棚を探すも、先月号は既にない(美術手帖はバックナンバー揃ってるんだけどね)。とりあえず、「後編」だけでもパラパラと捲ってみた。
 最初に『あいだ』編集長の福住治夫氏と『DOME』編集長の山本育夫氏の対談があって、続いて公立館の学芸員として頑張っている方々の記事が載っていました(「前編」は学芸員をお辞めになった方の記事が中心だったようです)。
 不勉強な私は、この記事を見て『あいだ』の会の意味するところを知りました。美術館と市民のあいだを取り持つって事らしい。『あいだ』は去年から今年にかけて一つの論争の舞台になった同人誌で、その論争の余波も含めて個人的に関心があった雑誌です。
 それはともかく、対談がかみ合っていないこと。福住氏は公立美術館の殆どは不要で、公民館レベルで文化活動が出来ればいい、それが戦後の文化的達成だという意見(だったように思う)。ただ、福住氏は自分はそんな場所には行きたくないらしい。山本氏はハコは公共団体が用意して、運営にはNPOが関わるべきだとい意見で、交わりようがない。ともかく、先月号も含めて読みたいので直接出版社に申し込もうかと考えているのですが、出版社の申し込みフォームには「今月号を買う」と「年間購読する」の二択しかないのでした。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

新着

 『日本考古学協会第70回総会研究発表要旨』
 『日本考古学』第17号
 『日本考古学年報』55号
 結局、今年も総会には行けず、宅急便で資料・他を受け取る羽目に。実物の赤坂憲雄を見たかった。

 『国立歴史民俗博物館研究報告 第119集-東アジアにおける農耕社会の形成と文明への道-』
 面白そうなんですが、厚い。一つ一つの報告は短いみたいなので拾い読みの予定。

 『古代学研究』第165号
 古墳時代についての論考が多い。会費を払わないと。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

DOME第74号

 最新号が届いた。特集:初夏のミュージアム、のんびり散歩。
 よこはま動物園ズーラシア、山梨県立科学館、川越市立博物館の活動を紹介。
 前号から表紙のスタイルが変わっている。ミュージアムの観客をピックアップして、一言コメントして貰うというもの。
 次号はこの前のシンポとボランティアメッセ2004の特集。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

月刊ミュゼ

 64号が届いた。特集[ミュージアムの経営]街が美術館、美術館が街になる日。何だが、読んでいて違和感がある。とあるサイトでも指摘されていたが、きっと内容が「元気すぎる」のだろう。業界の明るい部分とか新しい技術とか威勢の良い記事が並んでる。この誌面では芦屋市立美術博物館は入る余地がないね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

泥縄Part2

 『美術手帖』3月号と今更ながら吉田憲司『文化の発見-驚異の部屋からヴァーチャル・ミュージアムまで-』(岩波書店:ISBN4-00-026372-2)を購入。
 『美術手帖』を買ったのは芦屋市立美術博物館問題のためなんだけど、美術系では雑誌でも取り上げられるし、学会でも話題になっているのに歴史系学術団体の動きは鈍い(これは先日のシンポでも話がでた)。近世史・近代史関係の団体は何かしたんだろうか?
 それとも歴史系の人にとって、あそこは「芦屋市立美術館」なのか。
 それと『DOME』では詳報されたのに『ミュゼ』は何か鈍い。まあ、後者の方が刊行ペースが少し遅いのは確かだけど。
 でも、個人的には北の小さな資料館のことも気になる。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

雑誌を泥縄で漁る

 『DOME』Vol.72は読んでたけど、泥縄的に他の雑誌も漁ってみた。
 『美術手帖』2004年1月号に「緊急提言」として記事が掲載されている。読んでみると3月号に続きが乗っているらしい。3月号は明日にでも買いに行こう。この前のシンポのこともあって5月号も購入。大森一樹氏のインタビューはワーキンググループのHPと当たり前だが、だいたい同じ。それより「レッド・データ」と称する一覧表がくせ者。館によって出てくるデータが違っているのは仕方がないけど、もう少し整理されてたらよかったのに。運営予算から入館料収入を引いて収支が赤字と表現されている館もあれば、なぜか数字から見て同じ引き算をしているのに収支は黒字の館もあったりして、表の中で統一がとれてない。特集の内容自体は興味深かっただけに、手間を惜しんだ印象。インパクトという点では「公立美術館 火の車」(『産経新聞』2004年3月28日)の方があるかも。
 他に『現代思想』Vol.29-2も購入。読みたかった文章は思ったよりあっさりしていた。図書館で借りれば良かったかも。でも、県立図書館にしかないし、まあいいか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)